ようやく春の訪れを感じられるようになってきましたね。
家の北側にある仕事部屋に入るのが寒すぎてためらわれる季節もあと少し。
無駄に真空管のギターアンプに電源を入れなくても良くなるかなぁ。
さて、ちょっとずつ形にしていってるトラック制作ですが、今回はパンチイン関連のお話です。
パンチインしてみようと思ったわけだが...
ボクは鍵盤を流暢に弾けるタイプではないので、キーボード類をレコーディングするときは細切れに(一小節毎とか!)弾いたりしています。この時、心の支えとなる機能が“パンチイン/アウト”機能です。
そしてその相棒である“プリロール/ポストロール”も大切です。
※ パンチイン/アウトとは?
楽曲内の途中部分だけを部分的にレコーディングし直す手法。
曲中の数か所を間違えたり、しっくりこない場合に、全部をレコーディングし直さずに部分的にレコーディングし直すことで作業効率を上げることができる。
昔々、アナログの時代にオーディオのレコーディングでパンチイン/アウトをやろうとしてタイミングを間違え、ミュージシャンい演奏してもらった大切なデータを消したことがあります(アナログ時代の人はみんなやったことあると思うけど)。
8小節パターンの後半4小節分のレコーディングをパンチインで対処しようと思ったけど、ちょっと待て….プリロールが無い…
どこだ?と探してみました。
※ プリロールとは、パンチイン・ポイントからいきなりレコーディングをスタートするとタイミングを取りずらいし、テンポもうまく取れませんよね?そこで“プリロール”の出番です。パンチイン・ポイントよりも少し前(プリ)からトラックを流す(ロールする)ことで、スムーズに演奏に入ることができるようになる便利な機能です。
- Bitwigでプリロールを設定するには、ループセレクターでパンチイン/アウト・ポイントを設定します。
- “PLAY”ボタンを押してプリロールの設定をします。表示されたメニューの下の方にある“Pre-roll”の値をお好きな小節数に設定する(2とか4が一般的かな?)。
- レコーディングを行う。
- 新しくレコーディングしたクリップをトリムする。
これで完成です。
別にトリミングしなくても聴こえ方は一緒なんですけどね、でもきれいに整理しておいた方が後々のためにもいいですよね。
余談ですが、和音楽器を入力する際にいっぺんにコードが抑えられない場合はループをオンにしておくとその部分をループしてレコーディングできるのでコードノートを1つずつ弾いていくことも可能です(涙ぐましい努力!)。
こういう地味な作業を続けて曲を作り上げていきましょう。
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