秋の怒涛のイベントラッシュが落ち着い….てないようですね。毎週末何かしらのイベントに出展されてたり、開催していたりしてますね。
ディリゲントさんもあちこちでイベントされているようです。興味がある内容のものは是非参加されてみてはどうでしょう?
ループの設定をストリングスの音色で...
前回までは、リズムループを繰り返して再生する使用方法を試しましたが、今回はストリングスの音色で試そうと思います。
ドラムと違い、その他の楽器の音は1ショットで使用するケースは稀です。
何故なら、ロングトーンで使用することを考えると、その考えられる長さに足りるようにサンプルをしなければならず、そうするとサンプルの容量が膨大な値になってしまいます。
近頃のようにメモリーはハードドライブによって膨大なサンプルを保存できるようになりはしたものの、読み込む速度とかを考えると現実的ではありませんね。
昔は、フロッピーディスク一枚にいくつかのパートが収録されていたりしたものです。
そういった限られた中で長い音、例えばピアノやベース、ストリングスなどは短いサンプルを工夫してループさせて使っていました。
現在は、そこまで節約はしなくていい環境にはなったものの、そのテクニックは有効です。
前回の復習も兼ねながらストリングスの音色を読み込んでみましょう。
波形をドラッグ&ドロップすることで新しいトラックが自動的に作成されます(便利ですね)。
この状態では1ショットなので、ループボタンをクリックしてループを設定をしてみましょう。
このストリングスのサンプルの中にはいくつかのフレーズが入っているので、必要な部分だけを選択することにします。
そしてループをオルタネイト(メニューにはピンポンループと書かれている)に設定します。
この状況だと、サンプルの頭から最後までをフォワード&リバースで再生することになりますね。
そうするとロングトーンで使用する際に毎回アタック部分が入って不自然になってしまいます。
そこでループポイントの設定が必要になってくるんです。
ループスタートを、アタックから音が安定したくらいのところに動かしてみましょう。
思い当たる地点の前後をちょっとずつ探っていくと、折り返すタイミングで不自然に感じないポイントを探し当てられると思います。
そこがループのスタートポイントになります。
次に同じ要領で折り返しポイントを探しましょう。
音がリリースに向かって落ち着いていく前の段階で設定すると良いでしょう。
最後にループのクロスフェード値を調整すると、ほとんど違和感なくロングトーンでの使用が可能になります。
黄色い旗がサンプルのスタートで、右側の緑の旗で折り返し、左側の緑の旗まで戻り、またそこで折り返し…という感じになります。
こうやって短いサンプルでも“使える音”にすることはできるんですよ。
ただ、サンプル自身がうねりの激しい音色だったりするとうまく繋がらないので、注意が必要です。
ただ、折り返すときの不自然な感じを逆手にとってエフェクティブなサウンドにするっていうのもありだと思います。
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