春は別れと出会いの季節ですね。このコラムも月2回、12か月続けて今回で24回目。
今回で私が担当する“Bitwigでいこう”は区切りとなります。
Bitwig Studioがこれから進んでいく方向に適任な方に引き継いでいただく方向で話も進んでいます。
私は別のコラムを担当させて頂く予定なので、そちらでもよろしくお願いいたします。
残念ですが、最終回はじめます。
レコーディングの後は?
簡単なトラックを作ってみました。
ミキサー画面に切り替えるとこんな感じですね。
ミックスをするためにエフェクターをかけようと思います。
最近のDAWの素晴らしいところでもありますが、エフェクトを選択する方法がものすごくシンプル。
ただ、ドラッグ&ドロップするだけです。
しかもブラウジングがしやすく、探す時間の短縮が可能です。
更に、使用しているプラグインがそのトラックでどれくらいの遅延が発生しているかも自動的に示してくれます。
そして、エフェクトトラックを作成して、そこにディレイやリバーブなどの空間系エフェクトを追加していくと、各トラックのミキサーには自動的にセンド量を調整するノブが現れます。
あとは音量のバランスとったり、パンで振ったりして通常のミックス作業をしていけばいいだけですね。
一般的なDAWとはまた違った操作感なので、同じ曲をミックスしても仕上がりに差が出たりして面白いかもしれません。
シーンってなんだ?
ミキサーを見ていて真ん中にどっかりとスペースを取っている“Scene”って何でしょうね?
アレンジビューの左上にある六個の四角のアイコンをクリックしてみましょう。
こんな画面になりました。
実は、レコーディングしたクリップをこの出現したスロットにシーンとして割り当てることができるんです。
っていうことはレコーディングしたクリップを1小節とか2小節毎に切り刻んでSceneに貼って、それをパッドにアサインしていくとなかなか面白いライブプレーができますね。
また、そのシーンをタイムラインの好きなところに貼り付けてプレーすることもできます。
モチーフになりそうな部分とか、スケッチを打ち込んでおいてあとでそれらをつなぎ合わせるなんてことも簡単にできます。
同じようなことができるDAWもありますが、ミキサーなどの使い勝手や楽しさも含めてBitwig Studioには可能性を感じています。
これからの制作に楽しみながら使っていこうと思ってます。
新しい連載でもよろしくお願いします~。
一年間ありがとうございました。