これまで6回に渡ってSugar Bytes社最新ソフトシンセ、Factoryの解説を行ってきました。
今回7回目でひとまずFactory解説は終了します。
最終回の今回はまず前回のEFFECTSの右、SETTINGSタブから開始します。
SETTINGメニュー解説
SETTINGSタブ内はこのようになっています。
CLOCK、MIDI、SOUNDの3メニューと、右半分ではSUGAR BYTES工場でせっせとサウンドが生産されています。
メニュー欄外では現在インストールされているバージョン、シリアルナンバーとその状態の確認ができます。
各機能は以下の通りです。
CLOCK
Internal:Factoryの内部クロックを有効にします。
External Host Start:ホストアプリケーションのクロックに同期します。
External Midi Note:ホストアプリケーションのクロックに同期し、MIDIノートを受けた場合にのみスタートします。
MIDI
CC Map:MIDIコントローラのマッピングをセーブ/ロードします。
CC Preset isolate:チェックが入っている場合、MIDIコントローラマッピングはCC Mapでロードされているセッティングに従います。チェックを外している(アイコンが-)場合、プリセットを保存した際にマッピングされた情報をロードします。
Monophonic:チェックを入れてモノフォニック化。Legatoのチェックを入れている場合、ノートをレガート入力した場合にリトリガーしなくなります。
SOUND
Filter Smooth:フィルターのサウンド特性を好みに応じて変更可能。
Expensive Drive:有効にするとドライブの解像度を4倍にする。ただし、CPU負荷は多少増える。
MorphメニューでA/Bセッティング
FacrotyのGUI最下部にはREALTIME CONTROLLERSがあります。
キーボードはクリックする位置の上下でベロシティが変化します。
2つのホイールは左がピッチベンド、右がモジュレーションホイールです。
Morphフェーダーは、ひとつのプリセット内でA/B2種類のセッティングバリエーションを作成し、それぞれのセッティングをモーフィングさせることができます。
使用方法はシンプルで、Morphフェーダー右のRecボタンをクリックし、フェーダーをA側またはB側に振って、ノブやスライダーをセットし、終了したら再度Recボタンをクリックして解除するのみです。
フェーダーをAに振っている時に行ったセットとBに振っている時に行ったセット間を、Morphフェーダーを操作することで徐々に移動(モーフィング)します。
Morphの情報を削除する場合はXボタンをクリックします。
Morphセッティングはプリセット情報に含まれますが、この情報はCC Preset isolateの状態に関係なくロードされます。
Facrotyは比較的シンプルなメニューで様々なサウンドを作成することができ、慣れればとても直感的に出したいサウンドを作り出せるようになります。
興味を持ってくれた人は製品ページからデモバージョンをダウンロード/インストールして試してみてくださいね!
それでは今回はこの辺で。
また次回!