BITWIG STUDIO1.3.6アップデートが公開されています。
今回の記事では、バージョン1.3.6で追加された新機能の、Post Recording Action(Clip Launcher)についてお伝えします。
この機能はクリップランチャーでのレコーディングを更に使いやすくしてくれるものなので、是非チェックしてみてくださいね。
Post Recording Actionでクリップランチャーを制御する
クリップランチャーは時間軸に囚われずに作曲を行なうことができるというもので、主にスケッチブックのように、思いついたアイディアを思いついたまま記録しておいて、必要な部分を切り出して別のスロットやアレンジャーに移動したり、他にも様々な使い方が考えられる機能です。
もちろんどう使用しないといけないということもないですし、どう使用するのが正解ということもないです。
私はと言えばガイドにリズムを鳴らしつつギターを延々と弾いて、気に入った小節をクリップランチャーの別のスロットにコピーしたり、場合によってはそのままアレンジャーに移動して使用するという使い方をすることが多いです。
今回追加された新機能は、このような使用方法やOKテイクが録れるまで何度も弾き続けたいというような場合に特に重宝します。
BITWIG STUDIOのトランスポートセクション、Automation Writeの右の下向きの三角マークのついたボタンをクリックすると、レコーディング時の設定とオートメーションの動作に関する設定が表示されます。
この中に今回追加された新機能、Post Recording Action(Clip Launcher)が表示されます。
この項目はafterで設定した時間のあとDoで選択した動作を行なうというもので、本連載16回目で解説したNext Actionと似ていますが、Next Actionがクリップの再生を制御するのに対して、Post Recording Actionはクリップへのレコーディング時の動作を制御します。
もちろん従来通り特にPost Recording Actionの設定を行なわずにずるっと録って切り出した方が楽な場面もたくさんあるので、ケースバイケースで使い分けるのが良いと思いますが、このような選択肢が増えるのは嬉しいですね。
Record into next free slotで次々と
文章だけではイメージが湧きづらいかもしれないと思います。
そこで、簡単ですが例として『Record into next free slot』の設定を行なった場合の動画を用意しました。
DoをRecord into next free slot、afterを4小節に設定して、アレンジャーからの出力をレコーディングしています。
いかがでしょうか。
この設定を行なっている場合、4小節毎に新しいクリップにレコーディングされている様子が確認できると思います。
指定時間レコーディングしたら停止させたりアレンジャータイムラインに戻したりと様々な動作が指定できるので試してみてくださいね。
といったところで、引き続きBITWIG STUDIOで良い感じに音楽制作を楽しんでください!
それではまた次回!!
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