ついにBITWIG STUDIO 2が発表されました!
現在のところ2017年2月28日に発売を予定していますが、それまでの一月と少し、本連載では発売に先駆けてBITWIG STUDIO 2の新機能を少しだけ紹介して行きたいと思います。
A UNIVERSE OF MODULATORS!!
まずはBITWIG社公式のティーザー動画をどうぞ。
様々な新機能が駆け足で紹介されていますが、個人的に気になるのがA UNIVERSE OF MODULATORSと題されている機能。
これだけ見ても何やらウネウネしているだけでピンと来ませんが、BITWIG STUDIOユーザーにはお馴染みのモジュレーション・ルーティング・ボタンが表示されているところから、大量のモジュレータを自由にルーティングして使えるのだろうなというのが判ります。
ところが実際にBITWIG STUDIO 2を起動してブラウザのデバイスメニューを探してみても『A UNIVERSE OF MODULATORS』や、それに近い名称のデバイスは見つかりません。
これはBITWIG STUDIO 1でいうところのDevice Macrosのようなものかと、こちらも大きくブラッシュアップされたBITWIG STUDIO標準シンセ、POLYSYNTHを起動してみます。
するとタイトルバー下の今までDevice Macrosの表示/非表示のアイコンが表示されている辺りのアイコンが変化しています。
カーソルを合わせてみると、下の段のモジュレーション・ルーティング・ボタンと同じようなアイコンに『Show modulators』というポップアップが表示されました。
ここに違いない。
いよいよあのウネウネしたやつとご対面です!
開いてみます。
違いました…。
でもなにやら『+』というボタンが表示されているのでクリックしてみると、モジュレータ専用のオーディションブラウザのようなものが開きます。
試しにADSRを選択してみました。
設定方法はDevice Macrosの手順とまったく同じなので、BITWIG 1ユーザーは特に迷うことなく設定できそうです。
画像はADSRでフィルターのカットオフとDriveをコントロールするように設定しているところです。
追加したモジュレータ(初めに+と表示されていたところ)をクリックすると、モジュレータの詳細が開きます。
ADSRの場合は、下のノブで操作しても良いですし、グラフィックのADSRそれぞれのポイントを直接ドラッグしても調整できるようになっていました。
縦三段にモジュレータを追加すると、右側に新たに+ボタンが表示されるので、使用したいだけ増やして行くと冒頭のウネウネした何かになるというわけなのですね。
BITWIG STUDIO 2のモジュレータのすごいところは、それぞれのモジュレータがマクロのように複数のコントロールを行えるのはもちろん、あるモジュレータで他のモジュレータの値をコントロールすることもできるので、サウンドメイクの自由度が尋常じゃなく高いことと、そのモジュレータがサードパーティ製のプラグインでも同じように使用できるというところだと思います。
ADSRの例でいうと、メーカーAのシンセのフィルターをADSRの時間軸で開閉させながら、メーカーBのディレイのフィードバックを同じ時間軸でコントロールするなど、お気に入りプラグインのサウンドメイクの幅を更に広げる強力な武器になると思います。
今、とってもチャンスです!
ディリゲントでは、BITWIG STUDIO 2の発表を記念して、現行のBITWIG STUDIO 1を数量限定で30%オフセールを行っています。
なんと通常価格41,000円のところ、今だけ28,700円(各税別)です!
2016年12月10日以降にBitwig Studioを購入、登録された方はBITWIG STUDIO 2の発売後、アカウントにBITWIG STUDIO 2のライセンスが自動登録される、つまり今ならBITWIG STUDIO 2が28,700円(税別)ですよ!
BITWIG STUDIO 2の国内価格はまだ確定していませんが、BITWIG社の発表では379 EUR / 399 USD(BITWIG 1は299 EUR / 299 USD)とのことなので、BITWIG STUDIO 2の国内価格も同じくらいは上がってしまうものと思われます。
もしBITWIG STUDIOに興味を持ってくれている人がいたら、今、とってもチャンスです!!とお伝えしたいです。
と、いったところで今回はこの辺で。
次回もBITWIG STUDIO 2の新機能を試したり紹介したりしたいと思います!
※今日現在BITWIG STUDIO 1ユーザーの方は、BITWIG社ウェブサイトで手続きを行うことで現在開発中のBITWIG STUDIO 2がアカウントに追加され、お試しいただくことが可能です。
ただし、アルファ/ベータバージョンは正式リリース前に有志の方にテストをお願いするという趣旨のものですので、様々なバグやトラブルが発生することがあります。
最悪の場合データの損失やコンピュータに致命的なトラブルが発生する可能性もゼロとは言い切れません。
ご使用の際は自己責任でお願いいたします。