UGM192 + BIAS FX 2編 vol.4
ようやく春の兆しが見えてきましたね~。
そろそろ寒く、乾燥した冬を乗り越えたギターを調整に出したいところです。
春が近くづくと“春眠暁を覚えず”とばかりにたくさん寝てしまいがちですが、気温差の激しい季節をやり過ごすには睡眠が大切ですね。
睡眠時間が少ないと音の聴こえ方も微妙に違ったりするので、コンディションを整えるのも音楽制作には欠かせません。
アンプシミュレーターの利点その1
数通りあるギターのレコーディング方法のなかでアンプシミュレーターを使う利点について考えてみましょう。
UGM192のコンパクトさと組み合わせることでミニマムな環境下でのギターサウンド・レコーディングができますね。
これは一つの要素です。
前回も書きましたが、限られたスペースの中で並行して作業を進めていく場合、有効な手段だと思います。
昨今、コライトという楽曲制作方法が一般化しています。私も最近やってみましたが、同じスペースで作業することになった場合は、私がノートパソコンとUGM192、ギターを持ってリビングに移動しました(オレん家なのに!)。
一見、環境が悪くなったかと思いますが、録れた音はどうでしょう?
これはリビングでリラックスして録ったギターの音です。
いつもの環境から少し変えるだけでも違う気分で弾くことができますね。
この時のセッティングはギター > ブースター > UGM192 > Macbook ProでUGM192のアウトからヘッドフォンでモニタリングしてました。
アンプセッティングはこんな感じです。
ついつい2パターン(1つはモノ、1つはダブルで左右に振った)も録ってしまいましたよ。
リビングの広さ(そんなに広くないけど)から得られる部屋の鳴りを入れたくてアコギも試してみました。
状況によっては別途USB経由での電源を必要とするかもしれませんが、+48vのファンタム電源も供給できるので、アコギやボーカルをレコーディングすることもできます。
その昔、某ベテランエンジニアさんがカホンの音をナチュラルなリバーブで録りたいので…..某ホールのトイレを使ったなんてことがありました。タイルは良い感じで響きましたねぇ~。
いざ全部録り終わってみるるとギターの音をちょっと変えたく….っていうか抜本的に変えたくなりました。
アンプシミュレーターの利点その2
こんなとき、アンプシミュレーターだとさらっと音色を切り替えることができますね。
それも微調整~アンプの変更までなんでもできます。
左右に振ったギターのハイが出すぎていて、アコギの欲しい成分と被るかもしれないと感じたので、色々試した挙句、アンプのセッティングはそのままにトレブルを下げ、中域のブーストする周波数を下げてみました。
この方が落ち着くような気がしますね。
かけ録りしていない場合は、アレンジが進んでいく段階でアンプごと音色を変えることが簡単にできますね。
“出来上がりを想定しておけ!”という意見もあると思いますが、ボーカルをレコーディングした後でギターの音が気になることがたまにあるので、これは便利ですよね。
こういうインターフェースって、ずっと使ってると触れないくらい熱くなることがあるのですが、UGM192はそんなに熱くはならなかったですね。
ありがたい!