UGM192 + BIAS FX 2編 vol.13
もうそろそろ梅雨明けですかね。
仕事部屋はすでに真夏です。iMacを使っているのですが、思ったより体温高いですね。
書き物用に使用しているWindowsマシンがもう悲鳴を上げています。
コンピューターも熱ダレするので、冷却システムを考えないといけませんね。
あとはプリアンプやギターアンプの温もりを感じつつ作業をしています。
さて、ルーティングでDualを選択しているときにだけ出現するものでスプリッター、ミキサーというものがあります。
アンプを2系統使用しているとき、どちらのアンプにも等しく信号が流れていてそれらをミキサーでバランスを取る…というように想像しているかと思います。ちょっとみてみましょう。
スプリッターは何のために使う?
スプリットとは分割するという意味ですね。
ペダルボードにスプリッターが存在する場合、1つの入力信号を2系統に分け、両方に同じ信号を同時に出すか、交互に出すかですね(後者はAB-BOXか)。
こんな感じで先頭にスプリッターを置いてみました。
ちょっとクリックしてみましょう。
スライダーが大小二つありますが、左側の小さなスライダーで機能を選び、右側の大きなスライダーでその機能を切り替えるように設計されているようです。
上の段から順にみていくと、
一段目:シグナル
これはシンプルに信号をCH1とCH2のどちらか、または両方に流すか決定するためのものですね。
右側のスライダーが上の場合はCH1に信号を流します。シグナルパスもCH1を意味するオレンジ色だけが点灯し、CH2の方はグレーアウトしています。
スライダーを下におろし、CH2を選択した場合は、下側のCH2にのみ信号を流します。
両方のチャンネルを同時に使用する場合はスライダーを中央に置いてください。
二段目:FREQ
これは通る音にイコライジングするような感じというかワウを踏んだような感じになります。
ハッキリ言って使い道がよくわからないです。
周波数帯域を境に信号を各チャンネルに振り分けることができるようになってたら面白かっただろうに…なんて思います。
三段目:LEVEL
これは純粋にレベル調整をすることができるだけですね。
ここにあってもいいけど、出番は少ないだろうなぁ…と思いました。
これら三種類のコントロールはMIDI CC#によるコントロールも出来ます(オートメーションも可)し、シーンに登録してMIDIで切り替えることも、クイックスナップに登録することもできます。
たぶん、普通に音を作っていたらシグナルを使うくらいかもしれませんね。
出口の手前にはミキサーが
ここまできたらミキサーについてもさらっと触れておきましょう。
2系統に分かれていたシグナルパスをそのまま出力するのではなく、出口の手前にミキサーを置き、それぞれのチャンネルのバランスをとって出力することができます。
各チャンネルにレベル、パン、ディレイがあり、レベルは左右をリンクさせてコントロール可能です。
チャンネル1、2の各信号を左右に振って出す…とか出力レベルのバランスを変える..という使い方はすぐに思い浮かびますね。
ディレイについては、ごく短いディレイを生み出すことができ、微妙な厚みを生み出すことができます。
これらのパラメーター一つ一つは地味ですし、出番が少ないかもしれないですけど、様々なシーンを想定して調整するパラメーターを用意してあるところに演奏の楽しさだけでなく、本格的な音作りにこだわっているんだなと感じ、感心しました。