UGM192 + BIAS FX 2編
ただいま開催中の「BIAS FX 2プレゼントキャンペーン」に合わせて、UGM192でBIAS FX 2を活用しまくるためのヒントをいくつかご紹介します。
※ 本記事では、BIAS FX 2 ELITEを使用しています。
UGM192について
これは前“よもやま話外伝として紹介したこともあるので、詳しいことはそちらに譲ります。ポイントを絞って紹介すると以下のポイントになります。
小さい:
手のひらに乗るような大きさです。
軽いですし、シンプルさを求めるならシンプルでいて使いやすいインターフェイスはいまのところこれがベストじゃないかと思ってます。シンプルだからといって足りないものはなく、レコーディング、プレーバックするために必要な端子、機能は備えていますよ。
高スペック:
製品名が示す通り24bit/192kHzまでのビットデプス/サンプリングレートに対応していて、マイク、インストゥルメント入力を備え、マイク入力にはファンタム電源も供給できるので、必要な機能は備えてますね。
ギター向き:
煩わしいワイヤリングをしなくてもいいし、ギターも直で接続できるUGM192はシンプルなセッティングで使いたい人にお薦めです。音質もナチュラルでクセが無く聴きやすいです。
そして今、このUGM192を買うと付いてくるのがPositive Grid BIAS FX 2 Standard版です。Positive Grid社製のシミュレーターは評判良いですね。
BIAS FX 2ってどんなの?
さて、BIAS FX 2について紹介していきましょう。
立ち上げるとこんな感じです。
上段にシグナルチェイン(信号の流れ)が表示されます。どんなエフェクターやアンプが接続されているか、一目瞭然ですね。
アイコンを見るだけで、モデルにしている実機がすぐにわかるのがいいですね。
接続順はドラッグ&ドロップで入れ替えることができます。中段には上段に並べた機材のどれかをクリックすると、それらの画面がアップで表示されてパラメーターを調整できるようになっています。
下段には入出力のボリューム調整、ギター本体のセッティングをモデリングしてくれるギターマッチ、同じプリセット内の異なるセッティングを記憶できるクイックスナップ、シグナルチェインのどの部分から出力するかを選べるアウトプットセッティングなどがあります。
さて、さっそく音を聴いていきましょう。
クリーンサウンド:
まずはクリーンから聴いてみましょう。
フェンダー系の音がするアンプを選んでみましょう。先ほどのプリセットのルーティングが複雑だったので、シンプルにしてみました。アンプは同じものです。たぶん、シルバーパネル期の個体を再現しているんでしょうね。
これにビンテージ感の溢れるリバーブと、スタジオにあるようなコンプをかけて録ってみました。
いかにもストラトのミドルピックアップのクリーンのサウンドで録れました。
他にもモジュレーション系とかディレイ、イコライザー、歪み系のストンプボックスを加えることもできます。
クランチサウンド:
次に少しだけ歪みが加わったクランチサウンドで試してみましょう。
シグナルチェイン上のアンプをダブルクリックすると、中段にサウンドタイプ別のアンプのリストが表示されるので、好みのものをクリックするだけです。
僕は“PhD”と書かれているアンプを選択しました。PhDは「Doctor of Philosopy」の略称、ん?ドクター?ということは、Dr.(ドクター)にアルファベットの大文字1つのアンプメーカーは1つしかありませんね。たぶん、そこのアンプを再現しているのでしょう。クランチドライブを結構下げています(Gain値4.0)。
※ アンプPhDは、Standard版にはバンドルされません。
カッティングだとわかりにくいですけど、ピッキングのニュアンスによって音が変化していくことを楽しめます。
弱く弾くと歪みは少なくなり音も少し丸くなりますが、強く弾くと歪み量が増え、音はアグレッシブになっていきます。
ディストーションサウンド:
最後に激しく歪ませてみましょう。
せっかくなのでアンサンブルでギターを重ねてみました。BIAS FX 2にはたくさんのプリセットが用意されています。
※ アンプYM100は、Standard版にはハンドルされません。
バッキングは4本、カテゴリー“Rock”から選んだ同じ音色で重ねています。
ソロは“Metal”からエンベロープフィルターがかかった“New Heaven Wah”というプリセットに、ディレイとリバーブを追加してみました。
これだけ簡単に“使える”が作れるので、音作りが楽しくなりますね。もっと幅広い音作り、面白い機能がたくさんあるのでお伝えできればと思っています。