秋になると楽器業界はイベントのシーズンなのですが、今年はコロナ禍の影響で中止、またはオンラインで行われるようですね。
新しい機材を手に触れて説明を受けられて…っていう貴重な機会なだけに残念ですね。
リモートレコーディングのすすめ
前回にもお話した通り、リモート環境での制作をはじめていきましょう。
今回のセッティングはこんな感じです。
- パソコン:Macを使用しています。
- オーディオインターフェース:UGM192(MacとUSB接続しています)
- USBバッテリー:もらいもの…(今回やった感じでは、そこまで大容量でなくても大丈夫そうです)
- マイク:ハイレゾ対応と言われているマイクを使ってみてます。
- その他:それらを繋ぐケーブル。(PC – UGM192/バッテリー – UGM192を繋ぐUSBケーブル、マイクとUGM192を繋ぐTRS-XLRメス)
シンプルですね~。
このセットをかばんに入れたら地球上のどこででも録音が可能です(荒れ狂う海の上では薦めません)。
さて、録ってみるべし
まずは、アコギを録ってみました。
CDクオリティと同じ16bit/44.1kHz、そしてUGM192のパフォーマンスの最大限24bit/192kHzでレコーディングしてみました。
意外と192kHzでレコーディングするのは3回目くらいかも….。
ここ数年のレコーディングでは24bit/48kHzとか96kHzが多かった記憶があります。
今回は自宅の作業部屋で録ったので、よく聴くといろんな音が入っちゃってますけど….
192kHz
音の輪郭がくっきりしていて、強めのストロークでも余裕があるように聞こえますね。
各弦の音がしっかり聞こえます。
44.1kHz
クオリティの高い方を先に聞いちゃうと、強めのストロークでは音が飽和してしまいそうな..というか滲んでしまいそうですね。
192kHzに比べるとダイナミクスが無いようにも感じます。
みなさんの印象はどうですか?
用途としては?
モバイル環境といっても、屋外で使用する場合にはハイレゾで録っても鮮明な風切り音になってしまうと思うので、その場合はビット/サンプリング・レートは高いものでなくてもいいかもしれません。
192kHzで録るっていうのは、今の段階ではそんなに必要ないかなぁ…と思いました。
このファイルの無音部分を聞いていてもわかる通り、いろんなノイズが入っています。
宅録でハイクオリティなレコーディングをしたい場合、ファイルサイズ的なことも含めて現実的なのは24bit/48か96Hzなんではないかなぁと思います。
こうやって手軽に良いクオリティでレコーディングできるUGM192は、リハスタで録る時や、シンガーや他のプレーヤーの家に行って録る時には重宝すると思いますよ。
ちょうどいい大きさのクッションが付いたポーチがあるといいなぁと思ったのでした。