福地智也の機材よもやま話外伝 <ギタリスト編> vol.8

福地智也の機材よもやま話外伝 <ギタリスト編> vol.8

暑さのピークをやり過ごし、生き残った感がありますが、ちょっとバテ気味です。

今年の夏は暑すぎて疲れましたね。

断捨離ついでに、以前にモバイル環境で使っていたインターフェースとUGM192を比べてみました。

2、3年前のものだとちょっと微妙だけど、7、8年前のものだと明らかに音が違う。

それに対応しているサンプリングレートが違いますからね。

家電も最新のものが良いっていいますし、こういった日進月歩で技術が進歩していく製品ってなるべく新しいものの方が良いのかも(例外もあるとは思いますが)。

なぜオーディオインターフェース2個持ちを薦める?

このコラムでも何度か触れていますが、“UGM192はモバイル環境にも適している”という件ですが、もちろんミニマルな環境がお好みの方もいると思うので、その場合には自宅環境で使うのも良いと思います。

作曲家さんの中にはミニマルな環境で仕事されている方もいますね。

膨大な機材があれば良い音楽ができるわけでもないので、作曲家さんの中にはMIDIキーボードとノートパソコン、オーディオインターフェースとスピーカーだけという方もいます。

住環境によってはセッティングできるスペースが限られると思うので、UGM192のようにミニマムなインターフェースでも十分な気もします。

一方で、家ではデスクトップマシンを使いつつ、外出時にノートパソコンと使い分けをしている方も見かけます。

コンパクトなインターフェースとMIDIキーボード、小さ目なコンデンサーマイクやハンドヘルドのマイクを持ち運んでレコーディングすることもできます。

大きな音が出る生楽器(シャウト系のボーカル含む)を録音したい場合、家で録るのは現実的ではないので、リハスタにセッティングしてMAXのパフォーマンスで録音することができますね。

数年前に所用でインドに行ったときにUGM192があれば良かったなぁなんて思います。

2個持ちにした時、気を付けたいのが両方の音質の差が大きすぎない方がいいかなと思います。

片方がめっちゃHi-Fiなサウンドで、もう片方が中域に特徴があったりすると音の判断が付きにくくなりますよね。

選ぶときはサウンドの傾向を知っておくことも重要ですよ。

モバイル環境で使用する場合、電源供給がカギに

モバイル環境で使用する際、問題となるのが電源供給をどうするか?という点ですね。

コンピューターやインターフェースに高いクオリティを求めればそれだけ負荷をかけることになるので、電力の消費が激しくなります。

オーディオインターフェースは、バスパワーで動作させるものかコンセントからの電源供給を必要とするものがほとんどなので、モバイル環境では、バスパワーで使用する頻度が必然的に高くなります。

UGM192通常はコンピューターからのバスパワーで十分動作しますが、高いサンプル/ビットレートを必要とするなら、モバイルバッテリーから電力を受け入れることができるのでコンピューターにより負荷をかけ、バッテリーを必要以上に消耗させることはありません。

モバイルバッテリーってスマホ用に持ち歩いている人もいると思いますし、小さいので手軽ですね~。

何度か触れていますが、UGM192の入出力端子はTRSを使用しています。

入力ではバランス入力として、出力ではステレオ出力として使用することができます。

これはよく考えられているなぁ~と感じる点の一つです。

TRSとはT(チップ)、R(リング)、(スリーブ)というプラグにある3か所の接点を使用して通常はホット/コールド/グラウンドとして使用しバランスモノラル信号を扱うのですが、L/R/グラウンドというように使用してステレオのアンバランス信号を扱うこともできます。

素朴な疑問として“TRS端子なのにギターはTSケーブルを使ってる。TSケーブルを挿して大丈夫?”って思いますよね?

これは下位互換的な感じで問題なく使用可能です。

TSとTRSプラグの違いについての詳細はこちら。

この小さい筐体で24bit/192kHzまで録れちゃうんだからすごいです。

24bit/192kHzってどんな音がするんでしょうね?

コンピューターを持って出て、CDクオリティの16bit/44.1kHzと比較フィールドレコーディングしてみようかな。

福地 智也

Jimmy Nolen、Nile Rodgers等に影響を受け、 Blues, Soul, Funkをこよなく愛す。ギタープレーヤーとして杏里、倖田來未、片瀬那奈、さんみゅ~、楠田亜衣奈等のレコーディング、佐藤康恵のライブに参加、同サポートバンドでは、バンドマスターを務める。ギター 演奏、音楽制作のみならず、楽器、DAWのセミナー、デモンストレーションでは、難しい用語を使わずに、誰にでもわかりやすい内容が評価を受けてい る。 https://www.dopewire.net/