暑すぎてもう夏に飽きた!なんて言ってたら急に気温が下がって急いで衣替えをしました。仕事部屋のいろんな機材の電源を入れておいてちょうどいい気温になる感じが幸せです。
もう少し寒くなったら真空管のギターアンプの電源を入れることにしようと思います。
さて、RP-REVERSEの3回目!
今まではだいたい2回くらいでさらっとお伝えしてましたが、これではもったいない!
色々なプラグインを触るようになって20年(たぶん、プラグインが発表されてからも同じくらいじゃないかと思います…)経ちますが、「これはこういうもの」っていう固定観念を捨て去る、そして新しい使い方を発見するっていうことが難しかったり、やってみてうまくいった時が楽しかったりします(ビンテージハードウェアのモデリングはそのまんま使った方がお互いに幸せだと思う)。
普通のリバースエフェクトとして使ってるだけじゃ意味がない!
前回、前々回は比較的普通なリバースエフェクトの使い方をやってきましたが、今回はちょっと工夫してみようと思います。
ちょっとシンセ的なエディットになりますが、LFOを使って周期的なパラメーターが変更していくのもおもしろいかな、と思いました。LFOとは…は、ググってみてください!シンセのパラメーターやエフェクターを周期的に変化させる場合に使います。
画面の一番下段を使用します。
今回、調整したパラメーターは、LFOのランニングモードをトリガーにして、LFOの波形が一回のタームで180度変換されるようにしてみます。そして、右側にある4つのノブは、LFOがそのパラメーターにどれくらい影響を与えるかをコントロールします。
左からボリューム、パン、HP(ハイパス)、LP(ローパス)の4つです。
ボリュームやパンはあまり変わり映えしないので、フィルターをコントロールしてみましょう。
それには、まずフィルターの調整が必要です。
フィルターの設定をしただけのサウンド
次に、LFO>LPを上げてローパスの音がLFOの影響を受けるように設定しました。
フィルターが開いてる状態からキュッとしまった感じになりましたね。
これをちょっとずらしてスピードを1/8にしてみると….
次にLFOへの影響を与えないままハイパスのFREQをあげてみます。
音が軽くなってパーカッシブな感じになりました。
この設定にハイハットの音を足してみましょう。
するとこんな感じのサウンドです。
シャカシャカいう感じでパーカッシブな音が足されましたね。
このミックスでは、リバースの音を強調しているから大きめですけど、もう少しレベルを下げてバランスをとればいい空気感を出してくれると思いますよ。
そして、オフセットを使用して発音のタイミングを微調整することでグルーブ感も生み出せるし、同じ音なので馴染みも良いですね。こんな使い方も面白いと思います。
試してみてください。