暑さが通り過ぎたら今度は雨の連続…困ったもんですね。
ちょうどいい季節って、昔はあったような気がするんですが、最近はあっという間に暑くなってあっという間に寒くなる…。
さぁ、秋は楽器関係のイベントや新製品発表なども多いので、いつもよりアンテナの感度高めで行きましょう!
注目しているイベントは久々に開催されるIMSTA FESTA Tokyo 2019です。気になる人はリンクをクリックして情報をよく読んでみてくださいね。
今回取り上げるプラグイン
今回からRob PapenのRP-REVERSEを紹介してみましょう。
リバースエフェクトって懐かしい感じがしますが、そんなノスタルジックなものではなくて、新しいプラグインです。
ただシンプルに波形をリバースさせるだけなら、DAWのトラック上で波形をリバースさせれば良いと思いますが、そこはエフェクトならではのさまざまな仕掛けが作れるので、そこを探求してみましょう。
分かりやすいところだとボーカル、コーラスとか、リズムに使ってみるっていうのが簡単に浮かびますね。この辺の王道的な使い方も紹介しつつ、もう少しひねった使い方を探せたらいいですね。
このブランドは、開発者のRob Papen氏自らYoutube Liveで同社の製品を解説したりしています。しかも毎週(木曜日の夜中)!気になる方はこちらへ。
インターフェイス
RP-REVERSEの画面はこんな感じです。
上部にプリセットを選択したり、コントロールの設定を行う画面があり、中央のタイムラインにはインプットの波形とエフェクト後のリバースされた波形が表示されます。
一番下は、リバースするオーディオをどのようにトリガーして、どのようにプレーバックするかを設定する一番重要なところです。
この部分について回数を分けて紹介していきましょう。
- REVERSE TRIGER:トリガーする方法
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マニュアルで、オーディオレベルで、DAWのスタートと共に…と切り替えられます。
マニュアルでトリガーさせる場合、MIDIコントローラーを使用できるように設定したらライブパフォーマンスで使っても面白いでしょう。オーディオレベルでトリガーするとある一定の大きさの音にだけ反応させることができ、トリッキーな感じを作れますね。スレッショルドみたいなものかな….。このパラメーターにフィルターが付いていたらもっと面白い使い方ができたかも(それならサイドチェインで使えばいいか…)。ホストスタートは文字通りDAWのスタートと同時にリバース開始。しかしタイミングのオフセットは可能ってことですかね。
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- REVERSE:どれくらいの頻度でリバースさせるか
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ホールドタイムで、どれくらいリーバースを出現させるか、1/1であれば1小節に1回、1/4であれば1拍に1回、2/1であれば2小節に1回リバースが発動されます。リバースタイム(REV TIME)は、どれくらいの長さのリバースをプレーバックするかを決定します。
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- REVERSE ENVはトリガーされたリバースシグナルのエンベロープを調整する
音を聞いてみる?
まずテスト用に用意した素のドラム。
これをもとにホストスタートでリバースをかけてみましょう。
まずはホールドタイムを1/4、リバースタイムも1/4で。
ホールドタイムをちょっと短くして1/8にしてみましょう。
ちょっと雰囲気変わりましたね。
次にホストスタートのオフセットを少し上げてみましょう。
こうすることでちょっとハネた感じが表現できますね。もっと思いっきりハネさせるならもう少しオフセットを上げてもいいかもしれません。
今回は、ノーマルなリバースエフェクトを紹介しましたが、次回以降は違うモードでの効果的な使い方を紹介したいと思います。
お楽しみに。
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