自粛生活もようやく出口が見えてきた…かもしれませんね。体がなまりすぎてしまって、社会復帰できるか不安です。しかし、まだまだ予断を許しませんね。最後まで気を張っていきましょう(最後っていつだ?)。
前回まで、外見とかスペックを中心にお届けしましたが、今回は何かを繋げてみましょう。私はギターを弾くので、ギターを繋げてみます。ギター>インターフェース>パソコンの順の接続になります。多くのインターフェースにはHi-Zボタンというのがあって、インピーダンスマッチングをしてくれる便利なボタンがあります。
U86XTはもっと便利でそのまま行けちゃいます。
つないでオンボタンを押して、ゲインノブを徐々に上げていくだけ。
さて、録音してみましょう。 DAWに対し普通にルーティング(配線)されえていれば、INPUT1に繋いだものはそのままDAWのチャンネル1に繋がっています。 ギターを繋ぐ前、インターフェースのゲインノブは0にしておきましょう。
ギターを接続する時は?
ギターやベースを接続するときは、フロントパネルのコンボジャックにシールド(ケーブル?)を接続します。
接続をしたらレベルノブを少しずつ上げていきましょう。録音しているギターのダイレクト音を確認しながら弾きたいときは、IN1-8ノブを上げてください。
その時、ギターのようなモノラルソースの場合、MONOボタンを押すのをお忘れなく!
TIPS:
ラインでギターをレコーディングする時に“音が前に出てこないなぁ”なんていう印象があった場合、もしトレブルブースターを持っていたら、ギター>ブースター>インターフェースの順で接続して、ブーストは上げずにトーンを上げてレコーディングしてみてください。
モデルによって違いはあると思いますが、きっと繋ぐ前より張りのある音で録れていると思いますよ。
ブースター無
ブースター有
アンプシミュレーターも何もかけず、ライン接続直の音です。
ブーストをかけたことで音量が上がっている面もありますが、全体的に音に張りが出ていますよね。今回は、クリーンサウンドでやりましたが、歪んだ音だともっとはっきりとした違いがわかると思うのでチェックしてみてください。
バッファーサイズってなに?
曲ができて、ギターをレコーディングしようとするときに、思ったよりも音が遅れて聴こえるなぁ…って思うことありませんか?
よく聞く“レイテンシー”ってやつですね。
これはアナログをデジタルに変換して、録音、再生、デジタルをアナログに変換して耳に届くという流れなのでどうしても多少のレイテンシーは起こってしまいます。最近はコンピューターの性能やドライバーの性能も上がってきたのでかなりギリギリのところまで追い込めるようになりました。
バッファーサイズの設定っていうのがあるのですが、これによってレイテンシーが大きく変わります。イメージでいうと、A地点からB地点へ人間がバケツで水を運ぶことを想定します。小さいバケツで運ぶと一回で運べる量は少ないもののバケツに水を入れるのは簡単で回転数が高まります。
大きいバケツで運ぶとバケツ一杯に水を入れる時間がかかり、回転数が落ちます。小さい方は何回も運ぶので疲れちゃいますね。大きい方は一回で多く、回数少なく運べます。このバケツのサイズがバッファーサイズだと思ってください。
音はデジタルデータとなって運ばれていきますが、運ぶときのデータをある程度ひとまとめにするのですが、そのサイズが小さいと小回りが利き、レイテンシーが少なくなります。大きいサイズだと一度に運ばれるデータは大きいものの次にデータが届くまでに時間がかかります。
これはどちらも一長一短で、バッファーサイズが短いとレイテンシーは下がりますが、コンピューターに対する負荷が高まります。一方、長くすると、レイテンシーは増えますが、コンピューターは安定していきます。
この設定って、いつでも変更できるので、状況に応じて変更することをお勧めします。その状況とは?
レコーディング時はレイテンシーを減らすためにバッファーサイズを小さく、ミックスするときはプラグインをできるだけ多く使えるように負荷を小さくしたいのでバッファーサイズを大きく変更するっていうことをコンピューターのパワーギリギリで戦ってる人たちにはお勧めします。
次回はギターRECの続きを!