機材よもやま話の第二回目です。(前回記事)
自粛生活もはや〇ヵ月。運動不足により足腰の筋肉も自粛されつつあります。たまには空いている時間を見計らって散歩するといいですね。歩くだけで気持ちも前向きになるし、アイデアが浮かんだりします。
いやぁしかし、運動不足で腹がたるんだ…。
さて、前回に引き続き、オーディオインターフェースのESI U86XTについてお届けします。と言ってもどんなインターフェースやオーディオ機材にでも応用可能なお話です。
インプットになにかを繋げてみる
さて、せっかくなので、入力端子に楽器を繋げてみましょう。
幸いなことに私の家にはギターがたくさんあります(当たり前か)。
まずがエレギギターを繋げようと思いますが、これはどこにどんなケーブルで繋げれば良いか。
一般的なエレキギターは“Hi-Z”と呼ばれる入力モードで使用します。そして、使うケーブルは“TSケーブル”です。
このケーブル、“シールド”って呼ばれたり“フォンケーブル”って言われたりしますが….(言いたいことはわかるんだけどね)。
シールドについては、ケーブルがシールドされているのでシールドなんでしょう。和製英語っぽいす。
フォンケーブルのフォン端子が付いているからなんでしょう。でも、フォン端子には2.5mm、3.5mm、6.3mmの端子があったりします。
ギターの場合は、6.3mmの2極のものを使います。なので標準ケーブルって言ってた人もいたな。アメリカでは“クォーター”って聞いたことがあります。プラグが1/4インチだからでしょう。1インチ=25.4mm÷4=6.35mmですね。あれ?0.05mmの誤差…。この辺は大きく突っ込まないことにしましょう。仕様って難しい!(ネジ穴問題にも通ずるものが…)
ということでフロントのコンボジャックとギターを繋ぎましょう。
インプット1にはコンボジャックと2つのボタン、1つのノブ、4つのLEDがあります。
- コンボジャック:ギターだけでなく、楽器やマイクを接続する場合にここを使用します。XLR、TRS、TSに対応。
- +48v:ギターを接続しているときにイタズラでもこのスイッチはオンにしてはいけません。コンデンサーマイクのように電力供給を必要とする機材を使用する際に必要とします。
- ON:このボタンで、フロントとリアのどちらの入力端子を使用するかを選びます。ONでフロントの端子を有効にします。
- ノブ:入力感度のコントロールですね。LEDを見ながら適度なレベルになるようノブを調節しましょう。デジタルレコーディングの場合、アナログと比較してS/N比が高いので目一杯レベルを突っ込む必要はありません。
S/N比(Signal to Noise Ratio)
電子工学とか音を扱う機材のカタログで見たことありますね。詳しく書くと面倒くさいので、ざっくりと覚えましょう。
信号(音)とノイズがどれくらいの比率かを表していて、値が高いとS(シグナル)の比率が高くノイズか少ないということになります。
逆にS/N比の値が低いと、ノイズ値が高く信号にノイズが混入する割合が高いということになります。
S/N比が高いとノイズが少ないということで、音が良いということとはちょっと違いますが、音を扱う場合には大切な値です。