急に寒くなってきましたね。衣替えが間に合ってません。
今回はインターフェースを選ぶときに大切にするべきことについて語らせてください。
長文ですが、ゆっくりと読んでくださいね。
基本に立ち返る
そもそもオーディオインターフェースに求められる性能って何でしょう?
音が良い
これは当たり前ですね。
昨今、ハイレゾに対応した音源の作成ができるよう24bit/96kHzでオーディオの取り扱いができるインターフェースはマストです。
それからサウンドの傾向も視野に入れましょう。中域の出方がキャラクターが変わったりするので、無さすぎず、出すぎず、そして解像度が高いものを…どこかの帯域に主張がありすぎる場合、それを使用してミックスすると他の環境で聴いた場合まったく違う印象になってしまうので、注意が必要です。10年くらい前のESI製品はドンシャリだった気がしますが、U86 XTや先日も紹介したUGM192は解像度が高く、聴きやすい音だと思います。
接続性が良い
これも大事!
接続性って2種類の入出力があって、1つはパソコンとの接続性が挙げられます。使っているパソコンと繋げやすいこと、もしかしたら買い替えるかもしれないので、その時も使えること、置き場所に困るような位置にポートが無いことなどが挙げられます。
今さらUSB1.0っていうのもあり得ないに等しいですし…。
オーディオの入出力に関しては、まず、アナログでギターやベース、マイクの接続が確実に可能であること。もしかしたら他のプリアンプや機材を接続したくなるかもしれないので、少しは入出力に余裕があることが望ましいですね。
できればデジタルの入出力があるといいことがあるかもしれない。
初めてオーディオインターフェースを買ってから20年以上が経過していますが、まだ数度しか使った経験がありません。
でも、デジタルtoデジタルで信号を送りたい場合などは必要不可欠なので、あって良かったと思ったことがあります。
入力が、Hi-Z、LINE、MICレベルに対応していることが重要です。
マイクを直接インターフェースに接続することだけだったらMIC入力だけでもいいのですが、マイクをプリアンプを経由して繋ぐ場合、またはキーボードを使用する場合、アンプシミュレーターを使用した場合などはLINE接続で使用することになります。
この辺は、合わせておかないとノイズ混入の原因になるので気を付けておきましょう。
筐体の頑丈さ
自宅で使うことを考えるとどこにセッティングするか工夫しなければならないことも出てきます。
何かの下になることや立てかけること、または持ち運ぶことも考えられます。
あと、これは実証されていない事なので何とも言えませんが、筐体が頑丈な方が音には好影響があるように感じます。
軽い素材だと必要のない振動からノイズを生成してしまうことがあります。
音って空気の振動で伝わってくるものなので、不必要な振動、共鳴はできるだけ排除した方がいい結果につながると思います。
安定性
最後にドライバーの安定性が挙げられます。
メーカーも発売前にチェックするので使用できる状態で出荷されるのは当然ですが、コンピューターが使用しているパーツの組み合わせや他にインストールされているドライバーなどとの相性で問題が発生することがあります。
この場合の安定性とは、パーツや他のドライバーの幅広い組み合わせの中でも確実に動作する能力を指します。
どんなに高性能で音の良いインターフェースでもドライバーに安定性が無ければ使い物になりません。
以前、プロ向けのインターフェースのドライバーが安定せず、すぐにドライバーが落ちてしまって現場では使いにくいという判断になってしまったものがありました。
インターフェースを選ぶ場合、どこに一番こだわるか、少々は目をつぶるか、優先順位を決めて選ぶようにすると良いでしょう。
U86 XTは、いい結果をもたらしてくれていますよ。