酷暑が過ぎたかと思ったら、もう肌寒い…風邪をひきそうです。
最近、家でマイクを立て、アンプを鳴らして録音することが自分の中で流行っています。
かといって、軽い吸音くらいしかしていないので、隣近所への配慮と付け届けは欠かせません。
なるべくご近所トラブルに発展しないよう良好な人間関係を築きつつ、限られた時間の中でやりたいことをやるようにしています。
でも、アンプで音を出すって気持ちが良いですね~。
さて、ハードウェアインサートの第三回、いってみましょう!
ハードウェアインサートで録ってみる
前回、ハードウェアインサートで発生するレイテンシーについて、数値的にお見せしました。
今回は、“ハードウェアインサート無とハードウェアインサート有で音を比べてみたいと思います。
タイミングがずれているかどうか聴感上でもわかりやすくするためにドラムを一緒に入れてみました。
- ハードウェアインサート無:
なんてことはなく普通にLINEレコーディングしたギターの音ですね。これはまぁほぼジャストで演奏できています。
- ハードウェアインサート有:
ハードウェアインサートでコンプレッサーを使用してみました。調べてみると1370サンプル分遅れます。
その分、アタックが少し遅れているように聞こえたり、ふわっとした感じに聴こえますね。弾いてる方は違和感満載です(笑)。しかもグリッドでみるとわずかに遅れています。
録音してタイミングを比較したらこんな感じでした。ちょっと遅れてますね。
遅れていると演奏しにくい
こういう場合、U86XTには便利な機能があって、インプットの音をダイレクトで戻してモニタリングできるように設定すれば、インプット時の音になりますが、ギターの音ははるかに聞きやすくなり、演奏しやすくなります。
ハードウェアインサートしたエフェクトの音はモニタリングしない方が演奏は楽かもしれません。
こういう時は、先に音作りを済ませて、ダイレクト音のみでレコーディングすると良いでしょう。
そして、このずれた音の状態のままミックスして作品として仕上げるわけにはいかないので、修正を行いましょう。
主要なDAWには遅延補正機能が付いているので、それによりレイテンシーがあるトラックのタイミングに他のトラックが出力するタイミングを合わせることでタイミングを揃えています。
そんなに難しい機能設定ではないですし、これだけで外部エフェクトを気にせず使えるのであれば、積極的に使ってみても良いんではないかな、と思います。
次回は、リアンプという深みにハマってみようかと思います。
お楽しみに。