自分が使っているMacBook Proのスペックを調べていたら2013モデルということを思い出し、結構経ったなぁと思いつつも、現状で困ることは無いので、買い替えにも消極的だったのですが、ここのところ接続環境問題が発生してきてどうしたものかなぁと悩みます。
Thunderbolt 3を使用した機材(外伝で紹介しているUGM192もそう!)が増えてきつつあるので、買い替え時かもなぁ…。
さて、今回から数回にわたって紹介するのは“ハードウェアインサート”です。
もしくはその類いの処理など。
レコーディングしたデータをDAW内でプラグインエフェクトするだけでなく、マルチアウトから音の冒険をさせてみましょう。
ハードウェアインサートってなに??
2x2のインターフェースを紹介するコラムだとシンプルな使い方の紹介で終わってしまうかもしれません。
マルチイン/アウトだからこそ思い切ったこともできます。
今回は、そんなこんなで、ハードウェアインサートを試してみたいと思います。
ところで、ハードウェアインサートって画像検索するとネジばっかりが表示されますね(笑)。
DAWでプラグインを使用するときエフェクト “インサートする”と言いますが、これをハードウェアを使用して行う場合、“ハードウェアインサート”となるわけです。
マルチアウトの場合、モニター出力以外にもアウトプットがあるのでそを利用して出力して、マルチインのどこかにインプットしてインサートしたり、再度録音したり…録音するとインサートとは言えないか…。
それにはどんな特色があるのでしょうか?
利点
ハードウェアでしか出せないようなサウンドが得られます。
コンプレッサーやEQなどは、すべての機種ではないもののハードウェアのカラーが大きく反映されることがあります。
どうしてもこのコンプレッサーのかかり具合が欲しい、ハードウェアのカラーが欲しいと思ったときに使うことがありますね。
ストンプボックスを後からかけることもできますね。
応用としてのリアンプ。
同じような配線方法(ちょっと違うかな?)で、リアンプということもできますね。
ギタートラックを出力して、リアンプ用のDIを使用してハイインピーダンスに戻し、アンプに接続して音作りをやり直して、マイクで拾い直して再度レコーディングする。
アンプのカラーが変えられたり、シミュレーターの音をぐっと生っぽくすることができます。
懸念点
レイテンシー問題勃発。
アナログからデジタル、デジタルからアナログに変換する時点で多少のレイテンシーが発生します。
ハードウェアインサートを行う場合、さらにケーブルを使い、ハードウェアでエフェクトをかけ、またケーブルを使って戻ってくるという長旅になるわけでレイテンシーも少し増えることになります。
これに対処する方法も追々紹介しますね。
リアンプで音出せるかな?
リアンプするときは、ハードウェアのアンプで音を出すことがあります。この時に、意図的な場合を除き、練習用の小さなアンプではリアンプする意味があまりありません。大きなアンプに限るってことは無いと思いますけど、ある程度大きな音を出すことになるので、自宅でリアンプする場合、それなりの覚悟とご近所への根回しが必要になることがあります。
その危険を避けるためにはリハスタに機材を持ち込んでやってもいいんじゃないかって思います。
次回から実例と共にお送りします。
お楽しみに。