先週末は、ドイツのベルリンで“SUPERBOOTH”なるイベントがありました。
楽器系のコンベンションでは比較的新しく始まったもので、ソフトウェアメーカーがこぞって出展している注目のイベントです。先週は楽器系のメディアでも報じられていたので、皆さんもご存知かもしれませんね。
さて、もうちょっとKR-Spaceを掘り下げてみましょう。
A.O.S.E
A.O.S.E画面を使って何か面白い音とか、いい音を作れないかなーと試行錯誤してみました。
まず気になるのが、左右に動く3つの点ですよね。“Animated Object Space”って書いてあります。(あー、なるほど!)リバーブに対するモジュレーションなのかなぁ…と想像しています。
さて、これを試してみる前にもともとのリバーブの音を作っておきましょう。
作ろうと思うと結構ち密に音作りができるようになってますね。アーリーリフレクションとレートリフレクション・タブに分かれていて、それぞれを細かく設定可能です。
それぞれでサイズやバランス、ディフュージョンが設定できてなかなか面白いです。まず、A.O.S.Eをオフにした普通のリバーブの音を聴いてみましょう。
ソース(素材)を変えて試してみる
前回までドラムにリバーブかけてましたけど、こりゃちょっと違うなと。アコギを録音して、その音を使ってみることにしました。
これはこんなセッティングです。
いい感じですね。割りとこの感じ好きです。このままでも十分素晴らしいのですが、KR-Spaceの本領はこの先にあります。
A.O.S.Eをちょっと触ってみましょう。Freqを上げていくと丸の外側(卵でいうと白身?)の部分の色が変わっていきますね。
Sizeを上げていくと外側の大きさが変わります。
Resでは内側の点の色が変わります。下の段のなんちゃらVarはバリエーションを意味するのか対象となるパラメーターの丸の濃さが変わっていきますね。
あれ?音が変わらないなぁと思ってたら、左側のDry/Wetとマスターのレベルを上げないと効果が出てこないようです。(笑)上げられるだけ上げてみましょう。
で、なんとなくセッティングしてみてわかりやすい音にしてみました、
なんかウネウネしたリバーブですね。
こういうアコギのアルペジオよりももっとサイバーな感じのフレーズとかの方が合うのかな?
サウンドエフェクト的にコーラスとかにかけても面白いかもしれませんね。あとはダンスミュージックにも合うと思います。
このモジュレーションのレートがDAWとシンクしてくれればいいのにな…とは思いますけどね。ここまで派手に揺らさなくても、薄~く揺らせたリバーブとかは使いどころありそうですね。もうちょっと使いこんで見たいところです。