メジャー、マイナーの隔てなく、「こんなプラグインあったのか!」を、製品解説しながらご紹介する新シリーズが始まりました!
新たな気持ちでよろしくお願いいたします。
さて、トップバッターはKResearchです!
KResearchという会社ですが、キプロス共和国にある会社なんですが“キプロスってどこ?”って感じですよね。
名前のイメージ的にギリシャの近くかなぁ..と思っていたら、地中海は地中海なんですけど、トルコやシリア、レバノンに近い地中海東側なんですね。
そんなKResearch社はどんなプラグインを発売しているのでしょうか?
KResearch社プラグインのラインナップ
現在は、3種類の有償プラグインと2種類のフリー(無償)プラグインを発売しています。フリーの方はサポートの対象外なので、有償プラグインを紹介していきます。
- KR-Space
- KR-Fatter STR
- KR-Imager STR
それぞれ、Mac/Widowsでも動作し、VST3、AU、AAXでも動作します。動作環境もCore2Duo以上と書いてあるので、きっと軽いんでしょうね。
コンセプトも面白そうなのでいろいろ試してみようかと思います。
オーサライズにちょっとイマジネーションが必要なので、ここに書いておきますね。
インストールまでは超簡単なのですが、オーサライズ方法がどこにも記載されていない!
(もしかしたらお客様用のインフォメーションには書いてあるのかもしれないけど)
インストールをしているときって見慣れた画面なので、パッパとOKとかNEXTを押しちゃうじゃないですか。
ここにワナがありまして、KResearchのプラグインは、オーサライズに“KR-Products Managerというソフトが必要になるのですが、そのことが表記されているのがインストール終了後の我々としては一番見ない画面に描かれています。(笑)
アプリケーションフォルダ内にあるので探してみてくださいね。
インストールしたプラグインを選んでシリアルナンバーを入力してアクティベートするだけです。
これで無事に使えるようになりました。
まずは“KR-Fatter STR”から。
モジュール形式のエフェクトのようです。
パラメーターから見るとモジュレーションとディレイを組み合わせて音を作っていくようですね。
KR-Fatter STRってどんなの?
名前から想像できる通り、音を太くするものかと思いきやまぁこれがいろいろと細工ができるようで…。
まずドライサウンドはこんな感じです。
センドトラックを作ってそこにFatter STRを立ち上げてみましょう。
たくさんあるプリセットから“034 Texture iii”を選んでみました。
そのまま聴いてみましょうか。
リズミカルなフレーズやドラムループに彩りを加えるのにいい感じのエフェクトですね。
パラメーター内にピッチがあったので、ちょっと下げてみました。
ディレイというかリフレクションの音のピッチが下がって落ち着いた雰囲気になりました。
曲調やキーによって調整すると自然で効果的なサウンドになるのかもしれませんね。
次に、STR Clorという項目のShapeの値を100から0に変えてみました。
位相が変わった感じに聴こえますね。
個人的にはさっきの方が好きです。
今回はざっと紹介して少しだけ音を出しましたが、次回以降何をしたら楽しいのか等を掘っていきます!
お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。