Spireを使いこなす小ワザあれこれ(その2)
前回に引き続きSpireの小ワザを紹介したいと思います。
今回はエディット時に有効な小ワザについて解説しましょう。
各パラメーターの設定値をデフォルト値にする
ファクトリープリセットのチョイ足しエディットや、オリジナル音色を作成している際などに設定されているパラメーター値をデフォルト値にリセットしたい場合も少なからずあります。
その際には、そのパラメーターをダブルクリックすることで、Spireで予め設定されているデフォルト値に戻すことが可能です。
図6:元のパラメーターの状態。
図7:ダブルクリックした状態。
特にチョイ足しエディットの場合でも、デフォルト値から設定されていた値まで変化させることで、どのように音色が変化したかも確認できますし、イニシャライズ状態からの音色作りの際には元に戻したいことも多々ありますので、そのような場合には特に有効でしょう。
パラメーター値を微調整する
Spire上の各パラメーターは、通常の操作の場合、データ値が5、10、15・・・などのように一定間隔の変化となっていますが、それらの中間値を微調整したいケースもあります。
任意のパラメーターを動かす際に、Shiftキーを押しながら動かすことによって微調整が可能です。
実際にShiftキーを押していない場合の変化とShiftキーを押しながら動かしている場合の変化を動画にしてみましたので、違いをチェックしてみてください。
シフトキー併用時と不使用時の挙動比較。最初から15秒位までがShiftキーを押していない場合、16秒位以降がShiftキーを押しながらの挙動となっています。(注:音声は入っていません)。