[Serato Studio] 1.6アップデート情報

Serato Studio 1.6

Serato Studio バージョン1.6が公開されました。レコーディング機能が搭載され、パワフルなDAW(Digital Audio Workstation)として成長を遂げました。

ダウンロードリンク

以前のバージョンは以下のページからダウンロード可能です。


レコーディング機能:

Serato Studio 1.6では、ボーカルや生楽器、アナログレコードなどの外部音声を直接レコーディングして編集できるようになりました。これにより、新たなクリエイティビティの可能性が広がり、内蔵FXとシームレスな編集機能の追加によって、より複雑でユニークな楽曲を素早く構築していくことが可能になります。

Serato Studioのビートメイキングに特化した直感的なUIを活用して、スケッチパッドのようにボーカルを録音し、それを素材にプロレベルのユニークなバッキングビートを数分で作成できます。これは一般的なDAWでは非常に面倒な作業です。

Serato Studioの新機能であるレコーディングについて、以下のチュートリアルをご覧ください。

How to record vocals in Serato Studio

How to record instruments in Serato Studio

How to sample vinyl in Serato Studio

オーディオトラックの改善:

新しいSerato Studioでは、オーディオトラックの機能が拡張され、ソングビューにさらなるパワーと機能性が加わりました。3つのFXスロットが追加され計6スロットとなり、また、ユーザーからの要望であった「クリップを他のトラックにドラッグ&ドロップする機能」は、ワークフローのスピードアップ、クリップの整理、編集のしやすさに貢献します。

Serato Virtual Audio Driver:

昨年のバージョンアップでは、「Make Audio Available to Other Applications」機能というオプションが導入されました。これは、別途サードパーティの仮想オーディオドライバーを使用して、Serato Studioの音声をサードパーティのアプリケーションにライブストリーミングするものでした。

Serato Studio 1.6では、Serato社が独自のMac用仮想オーディオドライバーを開発し、アプリ内で簡単にインストールできるようになりました。これにより、サードパーティのドライバーとは異なり、よりコントロールしやすくなり、さらにBig Sur上で動作するようになりました。

このドライバーは、アプリケーションやOSがオーディオを送信し、他のアプリケーションが受信するための仮想ケーブルのように動作します。ライブストリーミングの場合、Serato DJ ProやSerato Studioが音声を送信し、サードパーティのアプリケーションでその音声を受信することが可能です。

その他の変更とバグフィックス:

ライブラリーのテキストのサイズを調整する機能やいくつかのクラッシュの修正などの他、細かい機能の改善やバグフィックスが多数含まれています。