Union Audio orbit.2 LE fx/orbit.4 LE fx 取扱説明書

Union Audio orbit.2 LE fx/orbit.4 LE fx 取扱説明書

1. 本書について

Orbit LE fx ユーザーガイド 第1版

Copyright © 2024 Union Audio Limited. All rights reserved.

当社は最善を尽くし、本書に含まれる情報が真実かつ正確であると信じておりますが、誤記や脱漏について責任を負うものではなく、必要と思われる変更を予告なく行う権利を留保します。

本製品は、販売される国で適用される基準、規制、および指令に準拠するように設計されています。

注:本ミキサーまたは関連する電源ユニットに承認されていない変更や改造を加えた場合、コンプライアンスに悪影響を及ぼし、ユーザーの操作権限が無効になる可能性があります。

設計および製造元: Union Audio Limited
Unit 4 Redruth Enterprise Park, Redruth, Cornwall, TR16 5EZ, UK
www.unionaudio.co.uk

2. 国内製品保証規定

Union Audioは、当初の購入日から2年間(保証期間)、本ユーザーマニュアルに従って使用された場合の、元のパッケージに含まれる製品および付属品の材料および製造上の欠陥を保証します。

  • 保証条件に基づく修理または交換によって、保証期間が延長または更新されることはありません。
  • 修理または直接の交換は、機能的に同等なサービス交換ユニットによって履行される場合があります。
  • 本保証は第三者への譲渡はできません。 本保証は購入者の唯一の救済手段であり、Union Audioおよび認定されたサービスセンターは、本製品の不具合に起因する付随的・派生的な損害や、明示または黙示の保証違反に対して一切の責任を負いません。

保証条件

  • 機器が、意図的であるか偶発的であるかを問わず、誤用、放置、または当社が承認した以外の改造を受けていないこと。
  • ポテンショメーターの摩耗、およびフロントパネルのシルク印刷に対する指による摩耗は保証対象外です。
  • 必要な調整、変更、または修理が、Union Audioまたは指定のエージェントのみによって行われていること。
  • 不具合が生じた場合は、購入証明書を添えて、お買い上げの販売店または国内販売窓口までご相談ください。 発送前に必ず窓口へご連絡ください。
  • 輸送中の損傷を避けるため、ユニットを返送する際は必ず製品出荷時の梱包箱(オリジナルカートン)を使用してください。
  • 修理やサポートに関する詳細は、ディリゲントカスタマーサポート(Union Audio製品窓口)までお問い合わせください。

3. 安全上のご注意

重要:指示を読み、必ず保管してください

  • 本製品は本来の目的のみに使用し、すべての警告に留意してください。
  • 警告: 火災や感電のリスクを防ぐため、本ミキサーを水の近くや、雨・湿気にさらされる場所で使用しないでください。
  • 液体がミキサーや電源にこぼれないように常に注意し、花瓶や飲料用グラスなどの液体が入ったすべての物体を、装置から十分に離しておいてください。
  • 十分な換気を確保し、すべての換気口が塞がれたり制限されたりしないようにしてください。
  • アンプの出力を本装置に接続しないでください。 ミキサーをオーディオソースやパワーアンプ入力に接続する際は、常に正しく高品質なケーブルを使用してください。
  • 熱源(ラジエーター、ストーブ、アンプなど)の近くにミキサーまたは電源を設置しないでください。
  • 19インチラックに取り付ける場合は、十分な換気を確保し、上下の機器が高温になったり、ハムノイズの原因となる磁場を発生させたりしないことを確認してください。 必要に応じて、ラックマウント型の冷却ファンを設置してください。
  • コントロールや外装を損傷する恐れがあるため、鋭利な物や重い物をミキサーまたは電源の上に置かないでください。
  • 乱暴な取り扱いや強い振動を避け、移動・輸送のために元の梱包材を保管してください。
  • 液体をこぼした場合、物体が装置内に落下した場合、ユニットを落とした場合、または正常に動作しない場合は、速やかにディリゲントカスタマーサポートまで点検を依頼してください。
  • ミキサーまたは電源のいずれのカバーも取り外さないでください。 内部にユーザーが修理可能な部品はありません。
  • メーカーの指示に従ってのみ設置してください。
  • 必ずお住まいの地域のメイン電源に適した電源コードを使用し、電源が地域のメイン電圧に対して正しく指定されていることを確認してください。
  • 電源コードが踏まれたり、挟まれたり、引き伸ばされたりしないよう保護してください。
  • 雷雨の際や、電源を入れたまま装置を長時間使用しない場合は、プラグを抜いてください。

4. orbit LE fxについて

これらの高性能アナログDJミキサーは、卓越したサウンド・クオリティと指先に伝わる正確なコントロール性を融合させており、統合されたDSP FXユニットと強力な4バンド・アイソレーターを独自に搭載しています。

エレガントに作り込まれた単一のデバイスで比類なきクリエイティブなポテンシャルを提供する「orbit LE fx」ミキサーは、オーディオ・パフォーマンスと創造性において最高水準を求めるユーザーのために設計されています。アナログの温かみと最先端のデジタル・エフェクトを最高次元でブレンドさせることで、極上のDJ体験を提供するようエンジニアリングされています。

本機は完全に独立したチャンネルを備えており、各チャンネルには高品質なPhono/Line入力、可変Qハイパス・フィルター、そして高精度なAlps製ロータリー・フェーダーを搭載。アナログ・レコードとデジタル・ソース間のシームレスな移行を可能にします。

orbit LE fxシリーズ最大のユニークな特徴は、ディレイ、リバーブ、フェイザー、フランジャー、ビット・クラッシャー、レゾナント・フィルターなど、厳選された8種類のエフェクトを搭載した「統合型FXユニット」です。

「Delay 2」エフェクトは自動BPM検出機能を備えているほか、タップテンポ・ボタンを使ってビートのタイミングを手動で上書きすることも可能です。

On/Offプッシュボタンにより、エフェクトをシームレスにアクティブにできます。このボタンは「ラッチ(一度押すとONのまま固定)」または「モメンタリー(押している間のみON)」のいずれかの動作モードを選択でき、クリエイティビティを最大限に引き出します。

さらに、ミキサーを外部FXユニット(エフェクター)に接続することで、より高度なオーディオ操作が可能になり、内蔵エフェクトと外部エフェクトを同時に駆動させるという選択肢も提供します。

 

5. インプット・チャンネル・コントロール

Orbit.2 LE fxは2つのオーディオ・チャンネルを、Orbit.4 LE fxは4つのオーディオ・チャンネルを備えています。 両モデルの各チャンネルには、RIAAプリアンプ・ステージとデュアル・ステレオ入力が搭載されています。さらにOrbit.4 LE fxでは、チャンネル1およびチャンネル2にマイク入力が用意されています。

Aux(オグジュアリー・センド)

オグジュアリー・センドを使用すると、各チャンネルのオーディオ・シグナルを外部エフェクト・プロセッサーへ送信(センド)することができます。送信されるシグナルのレベルは、Auxコントロール・ノブで調整します

Pre

オグジュアリー・センドを、「プリ・フェーダー(押し込んだ状態)」または「ポスト・フェーダー(押し上げていない状態)」のいずれかに設定できます。これにより、シグナル経路のどの段階からセンドを実行するか、そしてチャンネルのフェーダー・レベルとどのように連動するかを決定します。 プリ・フェーダー・センドは、モニタリングや外部プロセッシングの目的で、フェーダー位置に依存しない一定のシグナルを送り続けたい場合に便利です。一方、ポスト・フェーダー・センドは、メイン・ミックスにおけるチャンネルの音量レベルに比例してエフェクトを追加する際に役立ちます。

Trim

チャンネル入力のトリムは、該当するチャンネルに入力されるオーディオ・シグナルの音量レベルを調整します。最高のオーディオ品質を得るためには、この入力トリムを適切なレベルに設定することが極めて重要です。

RIAA/Lineセレクト

各チャンネルにおいて、入力ソースをPhono/Lineラインの間で切り替えるための入力選択スイッチです。「RIAA」フォノ入力はターンテーブルでの使用を目的としており、RIAAイコライゼーション・カーブに準拠した極めて正確な周波数補正(イコライゼーション)を提供します。「Line」入力は、比較的高出力で標準化されたオーディオ・シグナルである、ライン・レベルのオーディオ・シグナルを受けるように設計されています。ボタンが押し込まれて点灯している状態の時に、Line入力が選択されます。

HPF(ハイパス・フィルター)

チャンネルのハイパス・フィルターは、チャンネル・シグナルの低域カットオフ周波数を調整します。15Hzから1.5kHzまでのスイープ可能な周波数レンジと、2ポール(-12dB/oct)のレスポンスを持つ「バリアブルQ(可変Q)」特性を備えています。 このバリアブルQは、過度な低域の増幅を抑えるようにフィルターのレゾナンスを自動的に調整しつつ、クラシックでレゾナンスの効いたフィルター・サウンドをしっかりと維持します。

Cue

Cueボタンはアクティブ時に赤色に点灯し、モニタリング試聴のために、プリ・フェーダーのチャンネル・シグナルをヘッドホン・モニターへルーティングします。 このボタンはトグル機能を備えており、押すたびにON/OFFが切り替わります。各チャンネルのCueは独立して動作するため、他のチャンネルのCueボタンを押しても現在の状態が上書きされることはありません。

Fader

チャンネル・フェーダーは、異なるオーディオ・ソース間で滑らかなミックスの移行を実現します。メインのミックス・バスへ送られるチャンネルの音量レベルを決定するためのものではありませんので、レベル設定にはチャンネルの「Trim」コントロールを使用してください。

6. マスター・セクション

Master

マスターレベル・コントロールは、マスターXLR出力および接続されたPAシステムへ送られるミックス・バスの出力レベルを調整します。 最高のS/N比を得るために、このコントロールを「12時」の位置、またはそれ以上に設定してミキサーを操作することを推奨します。これにより音量が大きくなりすぎる場合は、ミキサー側ではなく、接続されているパワーアンプ側のゲインを下げて調整してください。

Booth

ブース出力は、メインのミックス・バスを独立してローカル・モニタリングするためのものであり、メインのMixレベル・コントロールの影響を受けません。

Split(スプリット・キュー)

スプリット・キュー・ボタンは、チャンネルのCueシグナルを左のイヤーパッドへ、ミックス・バスのシグナルを右のイヤーパッドへ独立して出力します。この機能は「Cue/Mix」コントロールと連動して動作します。このボタンはアクティブ時に赤色に点灯します。

Cue/Mix

スプリット・キューがOFFの場合、このコントロールを反時計回りに振り切った状態(100% Cueシグナル)から時計回りに振り切った状態(100% Mixシグナル)へと回すことで、両方のヘッドホンから出力されるシグナルのバランスを滑らかにフェードさせます。中央の位置では両方のシグナルが50%ずつミックスされて出力されます。 スプリット・キューがアクティブの場合、このコントロールは左ヘッドホンのCueシグナルと右ヘッドホンのMixシグナルの間でパンニング(音量バランスの移動)を行います。

Phones(ヘッドホン出力)

ヘッドホン出力の音量レベルを調整します。このミキサーには、33Ω〜170Ωのインピーダンスを持つヘッドホンでの使用に最適化された、強力で高品質なヘッドホン・アンプが搭載されています。 推奨インピーダンスの範囲外のヘッドホンの使用は避けてください。特に33Ω未満の低インピーダンス・ヘッドホンを使用すると、内部回路にダメージを与える恐れがあります

警告!

大音量または長時間にわたるヘッドホンの使用は、深刻な聴力低下の原因となる可能性があるため、避けてください。

Return

リターンコントロールは、リアパネルのAux Return端子に接続された外部シグナル・ソース(エフェクト・プロセッサーなど)のシグナル・レベルを調整します。

Output Meters

大型のアナログVUメーターにより、L/Rのメイン・ミックス・バスのシグナル・レベルを容易にモニタリングできます。シグナル・レベルは、ポスト・アイソレーターかつプリ・マスターの段階で測定されます。メーターの応答特性はVU(Volume Unit)規格に準拠しており、平均的なシグナル・レベルを表示します。両メーターは温かみのある電球色のイルミネーションを備えており、過度に明るすぎたり気が散ることなく、暗い環境下での視認性を確保します。 歪みを最小限に抑え、最高のダイナミックレンジを得るためには、メーターの振れが常に「–5VU」から「0VU」の間に収まり、ピーク時でも「+1VU」を超えないようにミキサーを操作してください。 ミックス・バスのシグナル・レベルが「+3VU」を超えると、メーターのイルミネーションが赤みを増して発光し始め、過大なシグナル・レベルに対する視覚的な警告として機能します。

Headphones Output

ヘッドホン出力ソケットはフロントパネルの右下隅に配置されており、1/4インチ(標準ステレオ)および1/8インチ(ステレオミニ)の両方のTRSジャック接続に対応しています。

7. FXコントロール

FXセクションは、DJセット中の展開を強調し、オーディエンスの期待感を演出するためのパフォーマンス・ツールとして設計されています。 エフェクトの「0〜3」はオグジュアリー・センド・エフェクト(ミックスに音を付加するタイプ)であり、「4〜8」はインサート・エフェクト(元のミックス音を置き換える/上書きするタイプ)です。 オグジュアリー・センド・エフェクト(FX 0〜3)が選択されている場合、チャンネルの「Aux」センド・コントロールによって、エフェクト・ユニットへ送られるオーディオ・レベルを調整します。

TAP

「FX 1(BPM Delay)」が選択されている場合、TAPテンポ・ボタンを使って自動BPM検出(Auto-BPM)を手動で上書きすることができます。BPMを手動で設定するには、ボタンを「偶数回」タップしてください。1回だけ、あるいは「奇数回」タップした場合は、テンポ検出機能がAuto-BPMモードへと戻ります。

Effect(エフェクト選択)

ノブを回して、個々のエフェクトを選択します。コントロール上部に配置された3つのLEDは、選択されたFXナンバーを2進数で表示します。エフェクトの名称はFXセクション下部のフロントパネルに印字されています。誤って選択したエフェクトが意図せずミックスに混入するのを防ぐため、新しいエフェクトを選択した際、FXユニットは自動的にOFFに切り替わる仕様になっています。

Time

センド・エフェクトにおけるディレイ・タイム/リバーブ・タイム、またはインサート・エフェクトにおける2つのパラメーターのうちの1つをコントロールします。

Parameter

すべてのエフェクトにおける「2つ目のパラメーター」をコントロールします。

BPM(BPMインジケーター)

設定されたBPMのスピードに合わせてLEDが点滅し、状態を視覚的に知らせます。Auto-BPM機能がアクティブな場合は「緑色」に点滅し、手動のTAPテンポがアクティブな場合は「赤色」に点滅します。

On/Off

ボタンを押すたびにエフェクトのON/OFFが切り替わります(ラッチ/トグル動作)。また、ボタンを1秒以上長押しした場合、ボタンから指を離した瞬間に自動的にOFFになります(モメンタリー動作)。これにより、最大限クリエイティブなプレイが可能になります。 エフェクト・ユニットがアクティブ(ON)になると、このボタンが赤色に点灯します。

8. FXパッチ

0. Analogue Delay(アナログ・ディレイ)

このエフェクトは、アナログ・ディレイのサウンドをエミュレートします。特定のアルゴリズムやリズムに同期(ロック)することなく音を反復し、ディレイ・タイムを変更するとリピート音のピッチが変化(シフト)して、ユニークなキャラクターを加えます。「Parameter」コントロールは、ディレイのフィードバック量を調整します。

1. BPM Delay(BPMディレイ)

ディレイ・タイムをトラックのBPMに(自動または手動で)同期させるエフェクトです。「Parameter」コントロールはディレイのフィードバック量を、「Time」コントロールはディレイの反復分割(音符単位)を調整します。Auto-BPMは、ハウスやテクノのようなシンプルな4つ打ち(4/4拍子)のビートで最もよく機能しますが、変拍子や複雑なリズムを正確に検出することはできません。Auto-BPMを手動で上書きしたい場合は「TAP」ボタンを使用してください。

2. Hall Verb(ホール・リバーブ)

クラシックなホール・リバーブのサウンドをシミュレートし、オーディオが広大な空間で鳴っているかのような響きを与えます。「Time」コントロールは空間の広さを調整し、「Parameter」コントロールはリバーブのテール(残響成分)に含まれる高域成分を調整します。

3. Tech Verb(テック・リバーブ)

オーディオのローエンドを強調し、リズムに同期したノイズを付加する特殊なリバーブ・エフェクトです。「Time」コントロールはリバーブ空間の広さを調整し、「Parameter」コントロールはリバーブ・テールの高域の音色(カラー)を変化させます。

4. Flanger(フランジャー)

鋭くメタリックで、レゾナンスの効いたスイープ・サウンドを作り出します。「Time」コントロールはLFOのスイープ周波数(スピード)を調整し、「Parameter」コントロールはエフェクトの深さ(デプス)を調整します。

5. Phaser(フェイザー)

フィルターがかかった滑らかなスイープ・サウンドを作り出します。「Time」コントロールはフィルターのスイープ・スピードを調整し、「Parameter」コントロールはフィルターの深さ(デプス)を変化させ、エフェクトの強さを決定します。

6. Bit Crusher(ビット・クラッシャー)

デジタル・ディストーションをシミュレートし、オーディオにザラついたローファイ・サウンドを与えます。「Time」コントロールはビット・デプス(ビット深度)を調整し、「Parameter」コントロールはドライ/ウェットの比率を調整します。

7. DJ Filter(DJフィルター)

このエフェクトは、ハイパス・フィルターおよびローパス・フィルターの両方として機能します。「Time」コントロールのノブの前半(左半分)の範囲でハイパス・フィルターをスイープさせ、後半(右半分)の範囲でローパス・フィルターをスイープさせます。コントロールが中央位置(12時の方向)に設定されている時、フィルターはオーディオに一切の影響を与えません(バイパス状態)。「Parameter」コントロールはフィルターのレゾナンスを調整し、フィルターの鋭さや強烈さを決定します。

9. 4バンド・アイソレーター

Sub、Low、Mid、Highという4つの独立した周波数帯域コントロールを備えた、極めて汎用性の高いアイソレーターです。各バンドは、対象となる周波数帯域を完全にカットするか、あるいは最大+6dBuまでブーストするように調整できます。これにより、オーディオ内の各周波数帯域に対する正確なコントロール性がもたらされ、サウンドの特定の要素を強調したり、逆に抑え込んだりすることが可能になります。

Sub

110Hz付近をカットおよびブーストします。「Sub BYPASS」ボタンを押すことで、このコントロールをバイパス(無効化)することができます。バイパスすると、アイソレーターの構成が4バンドEQから3バンドEQへと変化します。。

Low

210Hz付近をカットおよびブーストします。ただし、「Sub BYPASS」がアクティブになっている状態では、クロスオーバー・ポイントが切り替わり、650Hz付近をカットおよびブーストするようになります。

Mid

1.5kHz付近をカットおよびブーストします。

High

3kHz付近をカットおよびブーストします。

Sub BYPASS

アイソレーターの構成を4バンドから3バンドへと変換するスイッチです。ボタンを押してアクティブにすると、赤色に点灯して状態を知らせます。

On/Off

ボタンを押すたびにエフェクトのON/OFFが切り替わります(ラッチ/トグル動作)。また、ボタンを1秒以上長押しした場合、ボタンから指を離した瞬間に自動的にOFFになります(モメンタリー動作)。これにより、最大限クリエイティブなプレイが可能になります。 エフェクト・ユニットがアクティブ(ON)になると、このボタンが赤色に点灯します。

10. リアパネル接続端子

Channel Input(チャンネル入力Phono/Line)

上段のRCA(Phono)端子は、ターンテーブルのMM(ムービング・マグネット)カートリッジでの使用を目的としており、RIAA(アメリカレコード協会)カーブ・イコライゼーションを内蔵しています。デリケートな内部回路にダメージを与える恐れがあるため、これらの入力にはライン・レベルのソースを絶対に接続しないでください。 下段のRCA端子は、+26dBuから-10dBuの範囲内のライン・レベル・シグナルを受けるための入力端子です。

Earth terminal(アース端子/グラウンド端子)

ハムノイズを低減するために、ターンテーブルをアース接続するための端子です。ローレット加工された(ギザギザの)ポストのネジを緩め、ターンテーブルのグラウンド用Y型端子(フォーク端子)をミキサーのシャーシとポストの間に挟み込んで接続・固定してください。

Aux out(Aux出力L/R)

オグジュアリー出力は1/4インチ(標準)TRSジャック端子経由で行われ、Tip= Hot(正相)、Ring= Cold(逆相)、Sleeve= Groundというオーディオの標準的な規格に準拠しています。規定出力レベルは0dBuです。

Aux Return/Insert(Auxリターン/インサート)

「Insert On」スイッチが押し込まれていない状態の時、これらの端子はオグジュアリー・リターンとして機能し、Tip = Hot、Ring = Signal Ground、Sleeve = Chassis Groundの標準規格に準拠します。規定入力レベルは0dBuです。「Insert On」スイッチが押し込まれた状態の時、これらの端子はMix Insertとして機能し、Tip = Send(センド/送信)、Ring = Return(リターン/戻り)、Sleeve = Common Ground(共通グラウンド)の標準規格に準拠します。 接続するあらゆる外部プロセッサーは、規定動作レベルが –2dBu から +18dBu の範囲内である必要があります。これらの端子に接続された外部機器はミキサーのオーディオ忠実度(音質)に直接的な影響を与えるため、スタジオ・グレードの機器を使用することを強く推奨します。

Record Out(レコード出力 / 録音出力)

レコード出力はRCA端子経由で行われ、規定レベルは316mV、-10dBV(-8dBu)であり、一般的な2トラック・レコーダーの大部分と互換性があります。レコード出力のシグナルはインサートを通過した後(ポスト・インサート)の段階から取得されるため、アイソレーターEQによる音質変化の影響は反映されますが、マスター・レベル・コントロールによる音量変化の影響は受けません。

Mic Input

Mic入力(Orbit.4 LE fxモデルのみに搭載)は、チャンネル1およびチャンネル2に割り当てられています。「Mic On」ボタンが押し込まれた状態では、該当チャンネルのRIAA入力がバイパスされ、バランス接続仕様のXLRマイク入力が有効になります。 ピン配列は以下の通りです。

  • 1番ピン = Ground(グラウンド / GND)
  • 2番ピン = + Hot(正相)
  • 3番ピン = – Cold(逆相)

Master Out

マスター出力のXLR端子は電子バランス仕様となっており、2番ピンがHot(正相)、3番ピンがCold(逆相)、1番ピンがGroundです。Masterレベル・コントロールを時計回りに振り切り、メーターが「–4VU」を示している時の出力レベルは、約+12dBuとなります。

Booth Out

ブース出力には、インピーダンス・バランス仕様の1/4インチ(標準)TRSジャック端子が採用されています。TipがHot(正相)、RingがCold(逆相)、Sleeveが共通グラウンドとして機能します。Boothレベル・コントロールを時計回りに振り切り、メーターが「–4VU」を示している時の出力レベルは、約+6dBuとなります。

Power

すべてのエフェクトにおける「2つ目のパラメーター」をコントロールします。

BPM(BPMインジケーター)

必ずミキサーに付属している専用の電源サプライ(18V DCアダプター)のみを使用してください。 ミキサーの電源をオンにするには、リアパネルのロッカースイッチを「 – 」の位置に設定します。電源をオフにするには、スイッチを「 o 」の位置に設定します。

On/Off

ボタンを押すたびにエフェクトのON/OFFが切り替わります(ラッチ/トグル動作)。また、ボタンを1秒以上長押しした場合、ボタンから指を離した瞬間に自動的にOFFになります(モメンタリー動作)。これにより、最大限クリエイティブなプレイが可能になります。 エフェクト・ユニットがアクティブになると、このボタンが赤色に点灯します。

11. 主要諸元(Specifications)

歪率およびノイズ(THD+N un-weighted) 0.005%
(0dBu, 20Hz to 20kHz, Line In to Mix Out +4dBu)
周波数特性 ±2 dB(30 Hz〜30 kHz, Line In to Mix Out)
RIAA精度 ±1 dB(20 Hz〜20 kHz)
フェーダー・シャットオフ > -80 dB
L/Rクロストーク < -75 dB(Line in to Mix Out 1 kHz)
残留Mix出力ノイズ(22 Hz〜22 kHz un-weighted) < -90 dBu
Line In to Mix Out Unityノイズ < -85 dBu
最大出力レベル +27 dBu(Mix Out 0.5% THD)
ダイナミックレンジ 117 dB
チャンネル・ハイパス・フィルター(時計方向最大時) -3 dB / 1500 Hz
マスター4バンド・アイソレーター 110Hz, 200Hz, 1500Hz, 3000Hz
ヘッドホン・アンプ最大出力 750 mW RMS(33 Ω時)
電源(PSU)タイプ 外部SMPSU
メイン電圧範囲 90〜260 VAC
電源出力 18 V DC 30 W
電源効率レベル LEVEL VI
LE 2 fx 本体寸法(高さ×幅×奥行き) 195 mm × 230 mm × 88 mm
LE 2 fx 本体質量(Weight) 2.6 kg
LE 2 fx 梱包時寸法(長さ×幅×高さ) 37 cm × 28 cm × 20 cm
LE 2 fx 梱包時質量 3.5 kg
LE 4 fx 本体寸法(高さ×幅×奥行き) 195 mm × 350 mm × 88 mm
LE 4 fx 本体質量(Weight) 3.6 kg
LE 4 fx 梱包時寸法(長さ×幅×高さ) 48 cm × 28 cm × 20 cm
LE 4 fx 梱包時質量 4.7kg

12. 保守・お手入れについて

  • 液体をこぼした場合、物体が装置内に落下した場合、ユニットを落とした場合、または正常に動作しない場合は、速やかにディリゲントカスタマーサポート(Union Audio製品窓口)まで点検を依頼してください。
  • 内部にユーザーが修理可能な部品はありません。 ミキサーまたは電源のカバーを取り外さないでください。
  • ミキサーや電源に液体をこぼさないよう常に注意してください。
  • コントロールや外装を損傷する恐れがあるため、鋭利な物や重い物をミキサーまたは電源の上に置かないでください。
  • 雷雨の際や、長期間使用しない場合は、電源プラグをコンセントから抜いてください。

orbit LE fx 取扱説明書 Issue 1