Numa X Piano 2.2アップデート
Numa X Pianoシリーズのファームウェア2.2が公開され、エレクトリック・ピアノのアップデート、エフェクトの改善、キーキャリブレーション機能などが実装されました。
変更点
- EP-Mark I、EP-Mark II、Suitcase Electric Modelsのパラメーターを更新し、高解像度のTINESを追加
- EP Mark Iのダイナミック・コントロールとミッドハイ・バランスを改善
- EP Mark IIのダイナミック・レンジの拡張と鮮明なアタック
- F8 Ext Clockを受信し、選択された送信先に送信可能に(MIDI In Merge)
- キーボード感度をキーごとに調整できるように
- ChrousとFlanger FXのフルステレオ入力
エレクトリック・ピアノ用の新しいTines
EP-Mark I、EP-Mark II、Suitcase Electric Models用に改良されたパラメーターを含む、高解像度のTinesを新たに追加しました。
EP Mark Iでは、低音域のダイナミック・コントロールと中高音域のバランスが改善され、EP Mark IIとSuitcaseにおいては、ダイナミック・レンジを拡張し、アタックをより明瞭化しました。
キーキャリブレーション
当初より、Numa X Pianoでは、キーボード全体の感度と白黒キーのバランスを調整することが可能ですが、今回、キーごとに感度を -/+ 30% の範囲で調整できるようになりました。設定を調整している間も演奏は可能ですので、リアルタイムで変化を確認することができます。
新機能を使用するには、Global settings → KEY SENSITIVITYに進み、次にキーを押しながらエンコーダーを回します。
MIDIクロック
MIDI Clockメッセージが受信され、選択された送信先に送信されるようになりました(MIDI In Merge)。
インサートFXの改良
ChorusとFlangerがステレオ入力に対応し、インサートFXの左右のPANモジュレーションを維持したまま、同じゾーンの他のFXと組み合わせられるようになりました。
ファームウェア・アップデート手順
1. Numa Managerのダウンロード
Numa Managerをダウンロードし、ご使用のコンピューターにインストールしておきます。
2. ファームウェア・ファイルのダウンロード
Numa X Pianoのファームウェア・ファイルをダウンロードします。
3. Numa X Pianoをアップデートモードで起動する
メインエンコーダーを上に押し上げながらNuma X Pianoの電源を入れます。ディスプレイに「FIRMWARE UPDATE MODE」と表示されます。
4. Numa X Pianoをコンピューターと接続する
Numa X PianoとコンピューターをUSBケーブルで接続します。
5. Numa Managerを起動する
ステップ1でインストールしたNuma Managerを起動します。「Firmware Update Mode」という画面が開きます。
6. Numa Managerでファームウェア・ファイルを開く
Open… をクリックして、ステップ2でダウンロードした「X-PIANO_FW_UPDATE_x.x.x.bin」(x.x.xはバージョン)を選択します。
7. アップデートを実行する
「Run The Update」ボタンをクリックします。
確認画面が出ますので「YES, Update」をクリックします。
アップデートが開始されます。本体のディスプレイとNuma Manager左下に進捗が表示されます。USBケーブルを抜いたり、電源を切ったりしないでください。
8. アップデートが完了したら、本体を再起動する
進捗が100%まで進んだら、本体のディスプレイに「Update Completed」と表示されますので、電源ボタンを一回押し電源を切ります。すると自動的に本体が再起動し、アップデートが完了します。