[Numa X Pianoシリーズ] ファームウェア v.2.1

ファームウェア v.2.1公開

  • エレクトリックピアノ、特にEP-MarkI/IIWurlyの物理的なモデリングを改善
  • 新しいSPRING 2 FXSPRING 1アルゴリズムの精度向上
  • OVERDRIVEとWARM DRIVEエフェクトで、低音と高音の歪みを別々に調整可能に
  • プログラム変更時に、現在のエクスプレッションペダル・ポジションをアサイン値に適用可能に
  • MIDIマージ先をUSBだけでなく、MIDI DINにもアサイン可能に
  • SLP3-D経由のPrg +/-がFavoritesのProgramに対しても機能可能に
  • MIDIゾーンのボリュームをOFFにすることで、プログラム変更時の相対的なMIDIメッセージの送信を回避可能に
  • ローカルオフモードでのホールドペダルの不具合を修正
  • ペダルに割り当てられたスピードロータリーの機能が、ゾーン1でしか機能しない問題を修正
  • USBオーディオ使用時に聞こえる「クリック」ノイズを修正

エレクトリックピアノ

強力なエレクトリック・モデリング技術により、すべてのエレクトリック・ピアノのアルゴリズムが改良されました。特にEP-MarkIEP-MarkIIはよりパーカッシブで、ハイダイナミクスでパンチのあるサウンドになり、Wurlyはよりハーモニックなコンテンツが楽しめるようになりました。

これらの改良点はトップページの動画でご覧いただけます。

ディストーションとリバーブ

OVERDRIVE(オーバードライブ)とWARM DRIVE(ウォームドライブ)は、最も有名なアナログ・リファレンスの分析により、よりリアルなエフェクトになりました。また、低音と高音の歪みを別々に調整できるようになり、ゲインコントロールも向上しています。

既に存在するSPRING 1に、新たにSPRING 2エフェクトを追加しました。ヴィンテージ製品のスプリング・リバーブを可能な限り忠実に再現することに注力しました。これらのエフェクトをエレクトリック・ピアノやギターと組み合わせれば、Numa X Pianoの演算能力により、歴史的名盤の雰囲気を再現することができます。

その他の変更点

アップデート2.0では、SLP3-Dによるプログラム変更機能を追加しましたが、アップデート2.1では、Favoritesの中にもこの機能を拡張しました。

また、プログラム変更時に、アサインされたパラメーターの動作をペダルで選択できるようになりました。

  • SNAP:パラメーターは、プログラムに保存されている値を使用します。
  • DIRECT:パラメーターの値が、現在のペダル位置に「フック」されます。

ファームウェア・アップデート手順

1. Numa Managerのダウンロード

Numa Managerをダウンロードし、ご使用のコンピューターにインストールしておきます。

2. ファームウェア・ファイルのダウンロード

Numa X Pianoのファームウェア・ファイルをダウンロードします。

3. Numa X Pianoをアップデートモードで起動する

メインエンコーダーを上に押し上げながらNuma X Pianoの電源を入れます。ディスプレイに「FIRMWARE UPDATE MODE」と表示されます。

4. Numa X Pianoをコンピューターと接続する

Numa X PianoとコンピューターをUSBケーブルで接続します。

5. Numa Managerを起動する

ステップ1でインストールしたNuma Managerを起動します。「Firmware Update Mode」という画面が開きます。

6. Numa Managerでファームウェア・ファイルを開く

Open… をクリックして、ステップ2でダウンロードした「X-PIANO_FW_UPDATE_x.x.x.bin」(x.x.xはバージョン)を選択します。

7. アップデートを実行する

Run The Update」ボタンをクリックします。

確認画面が出ますので「YES, Update」をクリックします。

アップデートが開始されます。本体のディスプレイとNuma Manager左下に進捗が表示されます。USBケーブルを抜いたり、電源を切ったりしないでください。

8. アップデートが完了したら、本体を再起動する

進捗が100%まで進んだら、本体のディスプレイに「Update Completed」と表示されますので、電源ボタンを一回押し電源を切ります。すると自動的に本体が再起動し、アップデートが完了します。