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Numa Compact 2のトリセツ 第2回(音色追加編)

Numa Compact 2の使い方とTIPS

Studiologic Numa Compact 2の使い方・TIPSを機能ごとに紹介していくこのコーナー
基本操作はNuma Compact 2シリーズ共通なので、Numa Compact 2xをご検討中の方、お持ちの方にもご覧いただけますと幸いです。

第2回目はNuma Compact 2の音色の追加についてご紹介します。

内蔵音色について、追加できる音色、音色の追加方法について解説していきます。

内蔵音色について

Numa Compact 2には88音色(2xは100音色)内蔵しています。
Studiologicで厳選された音色が8つにカテゴリー分けをされています。

鍵盤で演奏するピアノ、オルガン系の音色はもちろん、ピアノと重ねて広がりのある演出をするのに効果的なオーケストラ、シンセサイザーの音色、右手と左手で異なる音色で演奏できるスプリット機能でよく使用するギター・ベースの音色、数はあまり入っていませんが民族楽器の音色まで実にバリエーション豊かです。

音色の選び方はSOUND BANKSのボタンから選びたい音色のボタンを押して、ディスプレイに音色名の表示がされている間(5秒間)にエンコーダー(ディスプレイ右横の大きいノブ)を回すことで選択できます。

無料で追加できる音色

StudiologicのWEBサイトに、Numa Compact 2/2x用の追加音源がアップロードされています。

Numa Compact 2用追加音色

  • Grand Pack

    日本の著名なグランドピアノ及びModel Dコンサートグランドピアノを、8本の高音質マイクで88音すべてデジタル新録音。繊細なディテールまで忠実に再現。

  • Mell Pack

    60年代のヒットソングで有名になった「あの」テープ・プレイヤー・キーボードの4大サウンド:ブラス、クワイア、フルート、ストリングスを収録。

  • Bass Pack

    独特の深みと豊かなハーモニーを持つ、どんな音楽スタイルの曲の伴奏にも非常に適した典型的なベースと、ジャコや他のトッププレイヤーが演奏したようなアメリカのヴィンテージ・フレットレス・ベースを含むサウンドの2つのサウンドを収録。

  • Wind Pack

    ジャズトランペット、トロンペット、クラリネット、ソプラノサックスの4つの管楽器サウンドを収録。

  • Flutes

    サウンドトラックやワールドミュージックなどで活躍するパンフルートやクラシカルで温かみのあるアルトフルートを収録。

  • Electro Pack

    新しく追加された、エレクトリック・ピアノ系の楽器が収録(収録内容については後ほど掘り下げます)。

Numa Compact 2x用追加音色

  • Japan Grand

    日本のコンサートグランドピアノを8本の高音質マイクでデジタル録音したオリジナルサウンド。全88音を収録し、各弦の自然な解放音も忠実に再現。

  • German Grand

    著名なModel Dコンサートグランドピアノを8本の高音質マイクでデジタル録音したオリジナルサウンド。全88音を収録し、各弦の自然な解放音も忠実に再現。

  • Mell Pack

    60年代のヒットソングで有名になった「あの」テープ・プレイヤー・キーボードの4大サウンド:ブラス、クワイア、フルート、ストリングスを収録。

  • Fretless

    ジャコをはじめとするトッププレイヤーが弾いていたアメリカン・ヴィンテージのフレットレス・ベース。オクターブハーモニクスが楽器のニュアンスをより高めています。

  • Fingered

    世界で最も有名なベースの典型的なサウンドは、その独特の深みと豊かなハーモニックで、どんな音楽スタイルの曲の伴奏にも適しています。

  • Pulse Pack

    4つの異なる12.5%パルスの組み合わせが可能なシンセ・サウンド。Numa Compact 2xの9本のスライダーでエディットが可能です。

  • Clarinet

    特別な録音で、クラリネットの微妙な周波数と変調を含む温かいサウンドを忠実に再現。

  • Jazz Trumpet

    明るいエッジと温かみのあるボディのバランスが絶妙なミュート・トランペット。

  • Trompete

    クラシックなソロトランペット・サウンド。ファクトリーサウンドとはまた異なるサウンドで、ポップスやジャズにも最適。

  • Soprano Sax

    主にフュージョンで使用され、自然なモジュレーションが特徴的。

  • Flutes

    サウンドトラックやワールドミュージックなどで活躍するパンフルートやクラシカルで温かみのあるアルトフルートを収録。

  • Electro Pack

    新しく追加された、エレクトリック・ピアノ系の楽器が収録(収録内容については後ほど掘り下げます)。

各ジャンルごとにパックになっているので、目的の音だけ追加できるのはうれしいですね。

追加方法は?

音色の追加方法は、[Studiologic Numa Compact 2/2x] サウンドを追加する方法で詳しく図解、追加音源について紹介されてますのでご覧ください。

追加音色の最新作「Electro Pack」

エレクトリック・ピアノ系の楽器が収録されています。

  1. 有名なエレクトリック・ピアノのMark IIバージョン(1979年製)。
  2. スピーカーキャビネットの豊かな低音域を再現するWurly 215。
  3. クラビネットを製造した一流工場で製造されたピアネット、2つのバージョン。
  4. FM Attack TransientsとElectric Pianosのサウンドをデジタルモーフィングした4つのハイブリッドサウンド。

ちょっとした豆知識ですが、収録されているこれらの楽器、それぞれ発音方法に違いがあります。

1つ目のメーカー名は伏せていますが、皆様もよく聞いたことのあるエレピサウンドです。
アコースティック・ピアノは弦をハンマーで叩くことで発音しますが、こちらのエレピは音叉を叩くことで発音します。
その音をピックアップで収音してアンプで増幅して出力されます。

2つ目のこちらはメーカー名出しのWurly 215。
こちらは金属の板を叩くことで発音します。同じくピックアップで収音します。
Wurlitzerで有名な200Aにスピーカーキャビネットを内蔵した据え置き型のモデルになります。

3つ目のこちらもメーカー名は伏せていますが、「クラビネットを製造した」で気づいた方もいらっしゃるかと思います。
こちらも金属製のリードが発音しているのですが、叩くのではなく鍵盤を弾くと連動しているゴム製のパーツがリードと離れ、
その時にリードが震え発音します。その音を同じくピックアップで収音しています。

同じ鍵盤楽器でも発音する仕組みは様々で奥が深いですね。

その他に、FM音源独特の金属っぽいアタック音とエレピサウンドをモーフィングしたサウンドも収録されています。
80年代のPOPSのコピーをやる時に重宝しそうな音色たちです。

だいぶ脱線しましたが、追加音色も含め、本物の楽器でこれだけの種類をそろえるのは相当大変ですが、気軽にいろいろ試せるところが電子楽器のいいところですよね。

最後にElectro Packの音色を使ったデモンストレーションをお楽しみください。

というわけで、今回の音色追加については以上になります。

Sales T

楽器は弾けないが、楽器が好きでこの業界に入って10数年。 弊社製品を使った新たな音の楽しみ方を提案いたします。