Numa Compact 2の使い方とTIPS
Studiologic Numa Compact 2の使い方・TIPSを機能ごとに紹介していくこのコーナー
基本操作はNuma Compact 2シリーズ共通なので、Numa Compact 2xをご検討中の方、お持ちの方にもご覧いただけますと幸いです。
第1回目はNuma Compact 2のペダルについてご紹介します。
どんなペダルが使えるのか?どこにつなぐの?設定方法は?について解説していきましょう。
どんなペダルが使えるのか?
Numa Compact 2にはサスティンペダル、エクスプレッション・ペダルが接続できます。
サスティンペダル(写真上)は踏んでいる間弾いている音が伸びるペダルで、レガート奏法のように音をつなげて演奏するときに使います。
写真のようなピアノのペダルに似た形状をしているものがキーボードメーカー各社から販売されています。メーカーによってはダンパーペダルと呼ぶこともあります。
エクスプレッション・ペダル(写真下)は、踏み込み具合でボリュームの調整ができるペダルです。
主にオルガンなどを演奏する際に使用したり、ロングトーンで徐々にボリュームを大きくしたいときに使用します。
どこにつなぐの?
本体背面に外部機器と接続するための端子がずらりと並んでいまして、その中の「P1」「P2」につなぎます。
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P1:
エクスプレッションペダル専用の端子です。
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P2:
サスティンペダル接続用の端子です。
P2に別売の純正サスティンペダルVFP1/10を接続する場合はそのままで使えますが、他社製のサスティンペダルを接続する場合は、メーカーによってペダルの極性(踏んでいるときにONになるか、OFFになるか)が違うため設定が必要です。
設定方法は?
設定方法は、[Numa Compact 2 / 2x] SLP3-Dペダル設定方法のページに詳しく図解されていますのでご覧ください。
ちょっと補足で、ペダルの設定画面で表示される一覧はこちらです。
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Nor.Open:(ノーマル・オープン)
Studiologic、コルグ、カシオなどを接続する場合はこちら。初期状態はこの設定なのでコルグ、カシオのペダルをお使いの場合は設定変更なしでOKです。
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Nor.Close:(ノーマル・クローズ)
ヤマハ、ローランドなどを接続する場合はこちらの設定に。
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SLP3-D:
別売のStudiologic純正の3ペダル「SLP3-D」で使用するときはこれを選択してください。
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Expression:
別売のStudiologic純正のエクスプレッション・ペダル「VP/27」を使用するときはこれを選択します。
以上の4種類から選べます。
ペダル側で極性の切り替えができるペダルも販売されていますので、お持ちの方はペダルの取扱説明書もご確認ください。
SLP3-Dについて
他社製のハーフペダル対応のサスティンペダルは使えますか?と聞かれることが多いのですが、残念ながら使えません。
Numa Compact 2本体はハーフペダルに対応しておりますが、別売の3ペダルSLP3-D接続時のみハーフペダルの機能が使用できます。
ハーフペダルについて説明しますと、ペダルの踏み込み具合で音の伸び具合が調整可能な機能のことを指します。ペダル・本体がハーフペダルに対応している必要があります。
ついでに、SLP3-Dの3本のペダルについてご紹介します。
左からソフトペダル、ソステヌートペダル、サスティンペダルとして機能します。
ソフトペダル(左側のペダル)
ソフトペダルは踏むと若干音量が小さな音になります。
本物のピアノの場合ソフトペダルを踏むとハンマー(ピアノの弦を叩くパーツ)が少しずれるため、3本弦の貼っている音域は2弦、2本の音域は1弦と通常の音より少ない弦で発音します。
そのため音量が小さくなりソフトな響きになるそうです。
ソステヌートペダル(中央のペダル)
ソステヌートペダルは特定の音だけ伸ばすペダルです。
使い方は伸ばしたい音を弾く→ソステヌートペダルを踏むこれだけです。
伸ばしている音の上で動きのあるフレーズを演奏できます。
サスティンペダル(右側のペダル)
SLP3-Dのサスティンペダルはハーフダンパーに対応しているので、踏み込み具合で音の伸び方が調整できます。