【連載】即戦力ビートメーカーLiquid Rhythm!!vol.6

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(2014/11/12)

本連載4回目にノートと拍の色分けについて触れました。

その中で拍の色分けはBeatWeaver Rhythm SynthesizerやAccent Modsで最も効果を発揮すると書いています。

今回はそのBeatWeaver Rhythm Synthesizerについて解説してみたいと思います。

もう一度拍の色分けの意味

Liquid Rhythmでフレーズを作ると、そのフレーズの強拍と弱拍をLiquid Rhythmが自動判断して、拍の表示が変化します。

4回目の内容を読んでもらうと判る通り、基本となる8分音符を偶数で割ったら青、奇数で割ったら赤で表示され、濃い色は強拍、淡い色は弱拍、赤の場合のみ濃淡の間にもう一色あります。

一小節は8分音符8つ分の長さなので、5色の濃淡の組み合わせは以下の4種類ということになります。

グルーブ4種

以前これはアクセントだと捉えると良いと書きました。
これは単純なベロシティの話しではないのですが、イメージしやすいようにすべて8分でノートが含まれている場合にどのようなアクセント(グルーブ)になるかを比較するファイルを作りました。

実際にはこの4つの基本となるグルーブにノートのオンオフやベロシティ、使用するBeatFormの組み合わせが加わって、無限にフレーズを作成できるということになるのですが、この4種類の基本グルーブを肌で覚えておくと使いやすさに天と地ほどの差が出てきます。

いや、そこまでは大きくはないかもしれない。

かもしれない。

BeatWeaver Rhythm Synthesizerを使う

Liquid Rhythm画面右上のBWアイコンをクリックしてBeatWeaverを表示します。

BeatWeaver

色分けの意味が判らない状態でBeatWeaverを見ると何がなんだか判らないことになるのではないかと思いますが、前項での色分けを踏まえてみると、BeatFormはもちろん矢印や背景などの色も前項の5種類(紫のBeatFormも入れると6種類)の色分けで表示されています。

BeatBuilderが小節内のBarFormを自由に作りながらリズムを仕上げていくのに対して、BeatWeaverは各拍のアクセント単位で変更や追加を行います。

例えば現在選択されているリージョンのフレーズのうち、青の淡い部分をすべて16分に変更するというような使い方ができます。

使用方法は簡単で、上からまずBeatForm Circuit。

BeatForm Circuit

左、中央、右に分けられた枠があり、左右は強拍弱拍、中央が3連の場合の真ん中です。

この枠内に使用したいBeatFormを追加すると、この画像のように変更先を色分けされた矢印で表示します。

フレーズ全体に適用するには任意のBeatFormをダブルクリックします。

続いてStep Sequencer。

Step Sequencer

1から8の数字のすぐ下でステップの有効無効を選択します。
画像では7番目のステップを使用しないように設定しているので、BeatForm Circuitからの矢印も7番にはなく、Step Sequencerからの矢印(画像下部)も表示されません。

最後にBeatWeave List。

BeatWeave List

ここでにBeatForm Circuitに追加されているBeatFormとStep Sequencerで有効になっているステップの組み合わせで作成されるフレーズがすべて表示されます。

画像では8つのBeatFormを3ヵ所それぞれに追加しているので、リストも膨大です。
BeatForm CircuitでBeatFormを変更した場合、そのフレーズの場所に表示を切り替えます。

BeatWeave Listの最上部にはダイヤルが表示され、上下のドラッグで値を変更すると、対応するBeatForm Circuit内のBeatFormを順送り/逆送りに変更します。

左上の展開ボタンをクリックすると、表示を切り替えることもできます。

BeatWeave List展開

この場合は上下の矢印をクリックして変更します。

BeatWeaverを使ってみた動画を作成しました。
ご確認ください。

BeatBuilderとBeatWeaverはそれぞれ同じような機能でいて、得意な場面が異なります。
それぞれを組み合わせて自由自在にリズムを生み出していただきたい次第です。

それではまた、次回!

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投稿者:いはし(投稿記事一覧をみる

いはし

カスタマーサポート担当。
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