【連載】即戦力ビートメーカーLiquid Rhythm!!vol.4

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(2014/10/29)

まずは色分けを理解しましょう

前回ループをロードしてサクサクっとアレンジする方法をサラッと案内しました。
Liquid Rhythmはデモバージョンの用意があるので、すでにご購入いただいた方も、検討中の方も触ってみたという方は多いのではないかと思います。

この連載を読んでくれている人で、まだインストールされていない方は製品ページからダウンロード/インストールしていじってみてくださいね!

さて、Liquid Rhythmの画面を見ると、特徴的というか印象に残るのは色使いなのではないかと思います。

Liquid Rhythm GUI

画面中央のアレンジャーや、前回案内したBeat Builderなどでも青(紺?)とピンクとそれぞれの濃淡があるのが目につきます。

前回試してみたように、Liquid Rhythmはパズル感覚で遊んでいるうちに次から次へとグルーブを変化させて行くことができますが、この青やピンクの色分けを理解することで一気に面白さが増します。

そこで、今回はまずLiquid Rhythmの核心といっても過言ではないと言えなくもないかも知れない色分けの解説から開始するのかも知れない!

いや、開始します。すみません…。

一コマ半拍8つで4拍

まずはBarForm Listを例に基本の色分けについてです。

BarForm List

これはスネアのトラックを選択している時のBarForm Listの一部ですが、5番と6番のリストのうち、それぞれの上段はノート、下段は拍を表しています。

BarForm Listの意味

ノートの色はここでは紫一色ですが、後述する拍の表示と同じ条件がノートにも適用されるので、フレーズによって表示が変わります。

拍の表示は青が2種類とピンクが3種類ありますが、すべて一コマ半拍で8つ集まって一小節です。

なので、5番のリストのフレーズは『タンンタタンンン』で、6番のフレーズは『タタタタタタタタ』ということになります。

拍の表示で青の2種類は色の濃い方が強拍、淡い方が弱拍を表しています。

ノートを3以上の奇数で割った場合と、ビートフォームを3以上の奇数で割った場合はピンクに変わりますが、この場合は濃淡が3段階に変わります。

意味は青と同じように強拍と弱拍ですが、本来3拍子の場合2拍目3拍目が弱拍のところを、Liquid Rhythmでは3段階に分けます。

ただし、拍の表示がピンクになっている場合にも拍子が3拍子になっているのではなく、アクセントのようなものだと捉えておいてください。

これはBeatWeaver Rhythm SynthesizerやAccent Modsを使用する際に最も効果を発揮しますが、それらについてはまた後日。

ノートの色分け

前項で拍の色分けについて書きました。
ノートは紫一色でしたが、これは8分音符の場合のみです。
フレーズを組んで行く中で、8分音符よりも細かくなった場合には拍の表示と同じ条件で色分けされます。

例えばこういうフレーズを組んだとします。

スネアフレーズ

ノートを見ると、紫のノート以外にも青の2種類とピンクの3種類が確認できますね。

これを文章で説明すると、初めの一拍目は8分音符2つ。続く2拍目は16分音符が4つ。3拍目は8分音符に続いて半拍3連、最後の4拍目は16分音符2つと32部音符4つです。

…と、自分で書いておいて文章では判りづらいので映像で音と一緒に確認してみてください。

ノートの場合は紫が8分音符、そこからノートを偶数で割ったら青、奇数で割ったらピンクとザックリ覚えておくと使いこなすための近道になると思いますよ!

それではまた、次回!

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投稿者:いはし(投稿記事一覧をみる

いはし

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