(2015/03/11)
日本国内での発売から忘れた日以外は忘れずに更新してきた本連載、即戦力ビートメーカーLiquid Rhythm!!も今回でちょうど21回目となりました。
いや、全然ちょうどじゃないですが、今回はLiquid Rhythmの内蔵ミキサーについてお送りします。
Liquid Rhythmのミキサーはマニュアルを見る必要もないくらいシンプルで判りやすいものなので、解説の必要もなさそうですが、見落としてしまいそうなちょっとした機能があったりします。
それから即戦力ビートメーカーLiquid Rhythm!!は今回で最終回です。
メトロノームのボリューム
Beat BuilderやBeatWeaverを使用せずにMIDIコントローラからレコーディングする場合、クリックが必要ですね。
クリックがなかったらテンポがバラバラになってしまうので、リアルタイムのレコーディングには必須の機能です。
なので、クリックは確実に聴こえるようにしておきたいところですが、トランスポート部分やOptionをパッと見てクリックのボリュームを調整できる部分が見当たりません。
Liquid Rhythmの場合クリックのボリューム調整はミキサーから行います。
ミキサーは画面右上のMixアイコンをクリックして表示します。
ミキサー内のマスターの項目を見ると、下の方にひっそりとクリックのボリュームスライダーがあります。
画像の赤矢印部がそれですが、横向きなのでパンニングかと思いきやボリュームです。
更にその上、マスターのパンニングノブの上のI/Oボタン(青矢印部)をクリックするとトラックの入出力が表示されます。
トラックの入出力の管理
入出力を表示するとミキサーはこのようになります。
各機能は以下の通りです。
- トラックネーム:変更可
- MIDI From:トラックが受けるMIDIインターフェイス、MIDIチャンネル、ノートナンバーを選択します
- MIDI To:トラックが出力するMIDIインターフェイス、MIDIチャンネル、ノートナンバーを選択します
- Audio To:トラックのオーディオ出力先を選択します
Audio Toの下ではアレンジャーのトラックヘッダーと同じようにインストゥルメントの変更ができます。
MIDIの入出力を使用して、Beat Builderで作成したフレーズをハードウェアのドラム音源で鳴らしたりということが簡単にできるようになっているんですね!
その他のボリュームフェーダーやパンニングノブ、ソロ、ミュートRecボタンなどは特別な仕様はありませんが、ボリュームとパンはcommand(winの場合はcontrol)+クリックで0に戻ります。
といった感じでミキサーについてサラッと解説しつつ、即戦力ビートメーカーLiquid Rhythm!!もサラッと終了します!
Liquid Rhythmに興味を持っていただいた方は製品ページからデモバージョンがダウンロードできるので、是非試してみてください。
それでは!