(2015/02/18)
前回キットエディタでお気に入りのインストゥルメントを集めてキットを作成するという内容をお送りしました。
良く使うインストゥルメントの組み合わせがある場合にはとても重宝する機能なので、興味がある方は前回の内容を参照しつつキットを作成してみてくださいね。
今回はLiquid Rhythmの内蔵音源ではなく、オリジナルのサンプルを使用してインストゥルメントを作成する方法についてご紹介したいと思います。
Instruments Editorでオリジナルサンプルを使う
Liquid RhythmのViewメニューを開くと前回のKit Editorと並んでInstrument Editorの起動メニューがあります。
クリックするとInstrument Editorが起動します。
Instruments Editorはとてもシンプルなエディタで、ザックリ分けると3つの機能に分かれています。
まず一番上のピアノとドラムパッドでノートナンバーまたはノート名を指定します。
この2つは連動しているので、どちらか片方をクリックすればOKです。
真ん中にはベロシティマップがあって、ドラッグして好みのカーブに描画することもできます。
1番下にはサンプルをロードする場所があります。
使用できるサンプルはwavまたはaiffです。
+ボタン(画像赤枠)をクリックして開くフォルダからサンプルをロードすると、直下に空の入れ物が自動で追加(画像緑枠)されます。
上の画像の青枠部分はロードしたサンプルがベロシティ0から127で発音することを表していて、2つ目以降のサンプルをロードすると数値が変更されます。
上の画像では1つ目のサンプルが0から60、2つ目のサンプルが61から127で発音する設定になっています。
それぞれの分量は画像木枠の部分をドラッグすることで変更することができます。
この手順を繰り返して複雑なベロシティレイヤーを持ったインストゥルメントを作成することもできるというわけですね。
作成したインストゥルメントは、Fileメニューから、Save Instrument(保存)またはSave Instrument As(別名保存)でセーブしておくようにしましょう。
セーブしたインストゥルメントは、Instrument Editorのドラムパッド右のプルダウンメニューで指定したカテゴリに追加されます。
画像ではHi-HatのカテゴリにHH2というインストゥルメントが追加されました。
自分で作ったインストゥルメントは、キットの時と同じようにX印が着くので見た目にも判りやすいです。
それでは今回も動画で実際の操作をご覧ください。
いかがでしょうか?
自然なレイヤーはもちろん、組み合わせ次第では突飛なものや実用的なものまで様々なインストゥルメントが作成できるので、いろいろ試してみてください。
それではまた、次回!