(2015/01/07)
ドラム音源を使用して作曲やレコーディング後にミックスを行う場合、ドラム音源の各インストゥルメント(バスドラやスネアなど個々の楽器)は別々のトラックに別けたいことがあります。
ドラムセットに使用される各インストゥルメントは音域も高域から低域まで幅広く性質も様々なので、エフェクトやEQも別々に処理したいと思うのは当然のことですよね。
Liquid Rhythmの場合、各インストゥルメントは初めから独立しているのでミックスの時も処理が楽なのですが、使用するインストゥルメントが増えてくると画面をスクロールしないといけなくなったり、ちょっとした面倒もあります。
いや、面倒という程ではないかもしれませんが、全体をパッと見たい時にトラックをスクロールしないといけないというのは困ってしまいますね。
トラック表示の大きさを変更する
これまでの連載でもその都度触れてきましたが、このような場合はLiquid Rhythmの画面右上にあるアイコンのOn/Offで、各ツールの表示/非表示を切り替えてトラック領域をある程度確保することができます。
ツールを全て非表示にするとアレンジャーのトラック領域はかなり広く取ることができます。
が、Liquid Rhythmを使用していてこの画面にする必要というのはあまりないかも知れません。
ある程度作業が進むとライブラリは使用しなくなりますが、その他のツールは頻繁にアクセスするので、個人的にはこのような画面になっていることが多いように思います。
アレンジャー画面とMolecule Tools、Beat BuilderかBeat weaverの組み合わせですね。
すると、この画像では6以降のトラックは見切れてしまっています。
このような場合はトラックヘッダーのカラー部分(画像青枠)をクリックしてトラックを簡易表示に切り替えることができます。
トラックヘッダーを選択した状態でコマンド(winの場合はコントロール)+Aで全選択した状態ですべてのトラックを簡易表示に切り替えることもできます。
横方向の大きさ変更などなど
トラックの大きさ繋がりで、もうひとつ表示方法について触れたいと思います。
アレンジャー領域の右下に、虫メガネ、+、ーのアイコンが並んでいます。
このアイコンでアレンジャー内の各ビートフォームの大きさを変更できるのですが、1段階ずつピコピコするのは少し面倒です。
そこで、覚えておきたいショートカットが以下の5つ。
- コマンド+『+』:ズームイン
- コマンド+『-』:ズームアウト
- コマンド+『R』:選択中のリージョンを拡大表示
- コマンド+『G』:デフォルトの大きさに戻る
- コマンド+Shift+『R』:アレンジャー内のリージョン全体を表示
※windowsの場合はcontrol+
※ノートPCなど一部のキーボードでは一部機能しない場合があります
ズーム関係では割とポピュラーな、アレンジャーのタイムライン部分を上下にドラッグしてズームイン/アウトにも対応しています。
R、G、Shift+Rのショートカットは割と重宝するので、手に馴染ませておくと重宝しますよ。
それではまた、次回!
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