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GrandVJは今現在1.6.5というバージョンが流通しています。(2013.8.7 時点)
弊社から出荷しているものももちろんGrandVJ 1.6.5ですが、ArKaos社からは既にGrandVJ 2へのアップデートが発表されています。
GrandVJ 2へのアップデートではインターフェイスがさらにユーザーフレンドリーになったりと使い心地に関する部分が大幅にアップデートされる予定ですが、何よりも一番の目玉はGrandVJの上位ソフトウェアに当たるMedia Masterに搭載されているVideo Mapperにプラグイン対応できるようになるという点なのではないかと思います。
Video Mapperはその名の通りビデオマッピングを行う機能です。
日本ではここ数年プロジェクションマッピングという名前で浸透して来ましたね。
東京駅やガンプラにプロジェクションマッピングを行っているのを見に行った方やニュースなどで見かけた方も多いのではないかと思います。
Video Mapperはプロジェクションマッピングを行うためのプラグインで、平たく言ってしまうと「キーストーン調整の凄いヤツ」というと…平た過ぎますね…。
試しにこの動画を見てみてください。
これはGrandVJ 1.6.5のキーストーン調整を使って、斜めに置いてある箱の一面のみに映像を投射するように設定したものです。
これもある意味プロジェクションマッピングのようなものですが、GrandVJ 1.6.5ではフルスクリーン出力するプロジェクターやディスプレイに対してのみ調整を行うため、複数の設定を行うことができません。
キーストーン調整についての詳細はビジュアルジョッキング!その5をご覧下さい。
Video Mapperを使用することで、プロジェクターの投射範囲内で複数の投射先を設定可能になります。
例えばこの色分けした画像のように、複数の面に割り当ててあげることでそれぞれ別々のムービーなどを投射するコトができるようになります。
先に例としてあげたプロジェクションマッピングのうち、ガンプラの方を見てもらうと判りやすいと思うのですが、ガンプラの両脇やスケールを書いてある部分やモデル名が表示される場所などは白い台のようなオブジェのようなものがあるだけです。
そこにピッタリはまるように出力設定をして、CGや映像を投射することでプロジェクションマッピングを行うという訳ですね。
ガンプラのプロジェクションマッピングは、素組したプラモデルにグレードごとの塗装やパーツを変更して見せたり、スケールやモデル名を同時に表示したりと、とても良く考えられているなぁ…と感心してしまいますが、このような使用方法を見ると、GrandVJ 2ではさらにVJ以外の可能性もどんどん広がって行くようでワクワクしますね!
ちなみにGrandVJ 1ユーザーの皆さんは今後GrandVJ 2がリリースされた場合無償アップデート対象となります。
1.6.5を購入したらすぐに2がリリースされてしかも有償だった…というような最悪なことにはならないので、安心ですね♪
プロジェクションマッピングは駅や城などの建物だけでなく、今回のガンプラだったり大王イカだったりしめじだったり、多種多様なものに対して行われています。
興味のある方はyoutubeなどで検索してみると驚きの映像が山のようにでてきますよ。
逆にCGクリエイターなどの映像作品を作る方で、プロジェクションマッピングに興味はあるけど何を使うのか判らない……という人にはGrandVJは判りやすく取っ付きやすいのでオススメです。
それでは今回はこの辺で!
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投稿者:いはし
カスタマーサポート担当。
知らないこと以外は何でも知っているプロダクト・スペシャリスト。
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