You are currently viewing GrandVJ2の対応コントローラのパッドが光らない!

GrandVJ2の対応コントローラのパッドが光らない!

GrandVJ2は様々なMIDIコントローラに対応しています。

対応コントローラを使用する場合、GrandVJ2の起動時、または[File / Load Mapping Template…]メニューを開いて機種名を選択します。

Load Mapping Template

マッピングテンプレートは対応コントローラがどのようにGrandVJ2を操作するかを設定しているファイルで、コントローラをすぐに使用開始できる便利な機能です。

もちろん対応リストに載っていないMIDIコントローラの場合にも、手動でマッピングを行うことでGrandVJ2をコントロールすることができます。

MIDIコントローラのマッピングはとても簡単で、OptionsのEdit Midi Mappingをクリックすると割り当て可能なメニューが緑色に変わるので、割り当てたいメニューをクリックして、割り当てたいコントローラのノブやボタンを操作するだけ。

操作手順の詳細は以前の記事をご参照ください。

ArKaos GrandVJ発売直前リポート 2

GrandVJ1を使用して解説しているので、ソフトウェアの見た目が少し異なりますが、操作方法は同じです。

複数のMIDIコントローラを設定する場合はこちらを。

GrandVJでビジュアルジョッキング!その10

さて、ここからが本題です。

GrandVJ2の対応コントローラの中には、Bank内のセルをトリガーするために便利なパッドを備えているものが多数あります。

そして、メーカーや機種によってはパッドが光るものと光らないものがありますね。

パッドの中にLED等が入っていないものはさすがにGrandVJ2側の設定で何をどうしても光らせることができないのですが、パッドが光るように設計されているコントローラについては、GrandVJ2の設定を行ってあげることで光らせることができるものがあります。

MIDI Feedback対応機種の設定

マッピングテンプレートの読み込みや手動でのマッピングを行うことで、GrandVJ2をコントロールすることができます。

これは信号の流れでいうと『コントローラ→GrandVJ2』ですね。

コントローラを操作することでMIDI信号が送信され、GrandVJ2はそのMIDI信号を受けて動作するのですが、例えば『今Bank内のどのセルに映像が待機している』『バンク内のどのセルが映像を投射している』というような情報は『GrandVJ2→コントローラ』の信号が必要になります。

パッドが光らないという内容では、おそらくArKaos社から専用カバーが販売されていることも影響しているのではないかと思いますが、AKAI製APC40 mkIIユーザーさんからのお問い合わせを多くいただくので、今回はAKAI社製品国内販売元のinMusic JapanさんからAKAI製APC40 mkIIをお借りして、設定例を紹介します。

まずGrandVJ2の起動時のマッピングテンプレートは[Akai APC40 mkII – Mixer mode]を選択します。

このテンプレートで起動すると、GrandVJ2はBankのセルがAPC40 mkIIのパッドと同じく8×3マトリクスの40個に変化します。

この時点でAPC40 mkIIでGrandVJ2を操作可能になるので、試しにセルに映像をロードして8本のレイヤーにそれぞれ投射してみました。

A/Bクロスフェードなども使用してソフトウェア上ではこのようになっています。

GrandVJ2画面

この状態でAPC40 mkII本体を見るとこのようになっています。

APC40 mkII

ノブの位置を示すLEDは光っていますが、パッドは数カ所点灯しているのみでセルに割り当たっているパッドはセルの状態を反映していませんね。

そこでGrandVJ2から接続されているコントローラにMIDI信号を戻してあげる設定が必要になります。

Preferences / MIDIタブ内のMIDI Feedbackメニューを設定します。

MIDI Feedback設定

まずFeedback Typeを選択します。
GrandVJ2対応コントローラの中で、MIDI Feedbackにも対応しているものはプルダウンメニュー内に名称が表示されます。

ここではAkai APC40 mkIIを選択します。

Feedback Type

続いてMIDI Outputは実際にMIDI Feedback信号を戻すコントローラを選択します。

MIDI Out

ここももちろんAPC40 mkIIですね。

設定を終えたらOKボタンをクリックしてPreferencesを閉じます。

APC40 mcII MIDI Feedback後

すると、APC40 mkIIのパッドコントローラ部分が、GrandVJ2のBank内の設定を反映して、セルに映像がロードされているパッドと投射されているパッドが一目で判るように色分けされていますね。

ここではBank内のすべてのパッドに映像をロードしているのですべて点灯していますが、セルに映像がロードされていない場合はもちろんパッドが消灯するので一目瞭然。

これは便利です。
何よりVJは暗い場所でコントローラを操作することが多いので、光るの大事。カッコヨロシ!

GrandVJ2対応コントローラのリストにない汎用MIDIコントローラを使用する場合で、そのコントローラがMIDI Feedbackに対応している場合、Feedback Typeは[Generic MIDI]、MIDI Outputは接続しているコントローラの名称を選択してチェックしてみてください。

GrandVJ 2

定番のビデオミックスソフトウェア