音楽もクラウド化?!

クラウドと音楽

こんにちは、Sales Kです。すでに話題になっているのでご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、アマゾンがクラウドシステムを使った音楽配信サービスをアメリカで3月29日から開始しました。といっても音楽がクラウド化されるとどんなことが実現するのか、イマイチ分かりづらい部分もありますよね。よく使われている簡単な説明を引用しますと、クラウド上に音楽を保存しておくロッカーを有料で用意してくれていること。

■ クラウドで音楽を楽しむ

ユーザーは聴きたい曲があれば、そのロッカーにアクセスして楽曲をストリーミング再生して音楽を楽しむというのがクラウドの一般的な定義です。

ここがミソでもあるのですが、iPodや携帯との違いは、音楽を聴くのに端末に楽曲をダウンロードしないといけません。しかしクラウドは仮想のロッカーに楽曲を貯めて、聴きたいときに直接インターネット経由で再生する仕組みですので、インターネットさえつながる環境であればいつでもどこでも、音楽を楽しむことができるメリットがあります。但し前提としては、あくまでもインターネットに接続していなければなりませんが・・・。

■ 日本での普及は

クラウドによる音楽配信サービス

今回のアマゾンのクラウドサービスは、当面はアメリカでの提供のようで日本でのサービス開始には言及していません。理由としては大きなハードルがあるようなのです。世界一厳しい著作権法を有する日本で、どのようにレコード業界や著作権管理会社と折衝していくのかが一番の問題。次に利用者にとってもどのような便益があるかは未知数なところも正直あるのではないでしょうか。

アマゾンのサービスよりも歴史のある音楽のクラウドサービスとしては、スウェーデンのSpotifyなどがあります。これはアマゾンとはまったく違うビジネスモデルでヨーロッパで人気を博しています。その利用者の声としては、現在のアマゾンのサービスはまだまだ魅力的とは言えないようですね。

今後主流となる音楽のクラウドサービスのポイントとしては、ユーザーのリクエストに応える豊富な楽曲数、定額性、アクセス無限など。類似サービスの考え方として日本の有線放送とコンセプトは似ていると思いますが、いつでもどこでもインターネットがつながる場所で様々なプレイヤーで音楽を楽しむことができるということは、一歩進んだ音楽ライフになるのではないでしょうか。