みなさまゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?
我が作業スペースの模様替えをしようと計画していたのですが、見事に頓挫いたしました。
余計に散らかった….今月中にはどうにかしようと思います。
さて、前回はアコースティックギターにかけてみましたが、今回はもうちょっとパーカッシブな音であるベース、しかもスラップにかけてみようと思います。
今回はベースにコンプレッサーをかけてみる
ではまず、エフェクトがかかってない音を聴いてください。
久しぶりにベースを弾いたのでなかなかクオリティがアレですけど….。
これにPro-C 2をかけてみます。
試しにこんな感じでかけてみました。
よりパーカッシブで前面に出てくる感じですよね。
これはアタックを遅くしたことにより、弦をヒットした直後の音にはコンプレッサーがかからずスルーで出力されるためその後のコンプレッションされた音とのコントラストがついてアタックが強調されたように聞こえるという仕組みです。
スレッショルドノブ左上にあるオーディションボタンを押すとコンプレッションが適用されている音を確認することができます。こんな感じで。
当然ですがアタックが無くて間の抜けた音に聴こえると思います。
そりゃ当然ですよね、アタックはコンプレッションされないように設定してますから。
こうやってどんな音がコンプレッションされているか確認しながら設定を進めていくのもいいですね~。
アタックを速めにしてみる
今度はアタックを速く設定してみました。
これはこれでありかな~とも思いますけど、ちょっと荒々しくて歪みの成分が出てきてますね。
波形の上に出てる赤い線がコンプレッション量を示すのですが、結構激しくコンプレッションされてますね。
原音を混ぜてみる
この荒々しいサウンドに原音のニュアンスが加わればワイルドでファンキーな感じになるかも….。
どうでしょう?なりましたよね?
これはパラレルコンプレッションというテクニックの1つになるのですが、バキバキにコンプレッションした音だとコンプレッションのサウンドとしては良くても、トータルな音としては破綻してしまうこともあるので、それに原音のフィーリングを混ぜることでトータルのサウンドとしてのバランスを保つようにするわけです。
原音の良さとコンプレッションによるバキバキなサウンドのいいとこ取りですね。
パラレルコンプレッションって、最近のプラグインにはMIXというパラメーターが付くようになって簡単にできるようになりましたが、本来はAuxトラックに送ってルーティングをパラレル(並列)にして使ったことでこの名前がついています。
それもやってみました。
AuxトラックにPro-Q 3とPro-C 2をかけて音を作ってみました。コンプの設定は先ほどの設定をそのままにしています。
より生々しくワイルドな感じですよね。
こういう音作りもたまにはいいかなぁ~なんて。