Pro-Q 4キターーーーー!
昨日からSNS上のトレンドにも上がっていて、注目されているプラグインなんだなぁと実感。
一足先に試させていただいたので、新機能についてご紹介します。
最初に、SNSでは重くなったら困るなぁ~、心配の声が上がっていましたが、心配いりませんよ。
インスタンスリスト
これマジ便利!
DAWのセッション上に起動しているPro-Q 4インスタンスを一つの画面に表示できる機能。表示するだけでなくカーブの調整もできるので、全体のEQを確認しつつ調整が可能です。
当然、問題がある場所も今まで通り表赤く示され、修正したくなったどのトラックへも一つの画面からアクセス可能。最高です。
異なるインスタンス間にカーブのコピー/ペーストも可能です。新機能のEQスケッチも使えます。
EQスケッチ
その名の通りスケッチを描くようにEQカーブを描くことができます(一筆書きのように?)。
こんな感じのカーブがいいかなぁなんて頭の中にひらめいた場合、この機能を使って直感的にカーブを描くと、適度なバンド構成に振り分けられてカーブが作成されます。
その後、微調整すれば実用レベルになるでしょう!
キャラクターモード
地味にこれ欲しかった!
クセのないクリアな音が特徴のPro-Qシリーズでしたが、やっぱそこは少しカラーを加えたくなることもあるんですよ。
そこでPro-Q 4からはClean、Stuble、Warmの3種類からキャラクターを選択できるようになりました。
- Clean:Pro-Qシリーズオリジナルの透明感のあるサウンド
- Stuble:微妙なヴィンテージタイプのサチュレーションを導入し、カラーリングの量はプログラムに大きく依存し、周波数ごとに異なり、EQバンドにも影響される
- Warm:より明白でチューブライクなサチュレーションと色付けされたサウンド
文字通りそれぞれにキャラクターがあっていいですね。
ダイナミックEQ関連
ダイナミックEQでは複数の重要なアップデートが行われています。目立つところではアタック/リリースが追加されました。
ダイナミックEQが動作するタイミングをアタック、リリースによってより細かく柔軟に設定できるようになりました。これで神EQの仲間入り確定ですね。
しかも作成したバンド内全体に適用されるのではなく、特定の帯域にだけ動作するようにもできるので、より自然な効果を期待できますね。
その他のアップデート
- 3.5 dB/octのLPフィルターやHPフィルターなど、必要に応じて分数のスロープ設定を選択できるようになりました
- ダイナミックEQの処理が改善され、歪みが少なくクリーンなサウンドに
- リニアフェーズ処理の精度を向上
- オールパス・フィルター・シェイプを追加
- ゼロ・レイテンシーとナチュラル・フェイズ・モードでのアナログ・マッチングを改善
- EQコントローラーの数値表示から、ドラッグやマウスホイールで直接パラメーターを変更できるようになりました
- 全体的に新しくフレッシュなデザイン
- 多くの細かい改善
取り急ぎ新機能のお知らせをダイジェストでお知らせしました。今回のアップデート、素晴らしいです。詳細は追々お知らせいたします。
まずは、迷わずアップデートですね。