イベントの秋
先月はサンレコフェス、そしてペダルサミット、楽器博、今週はInterBEE…と怒涛の楽器系イベントラッシュ。
それが終わるとブラックフライデー…年末に向けてなんて忙しさだ。
各メーカーのスタッフさんたちも大変ですね~。
でも、ブラックフライデー、、、楽しみだなぁ~。
音楽制作目的だけじゃなく…
ずっと音楽制作に使うものと思って使ってきたFabFilterプラグインですが、最近そうではないということを実感しています。
実はひっそりとYoutubeチャンネルをはじめていたのですが動画を編集する際に音声のバランスをとるときにどうしてもうまくいかないことがあってふと思いついた「これはコンプで抑えたらいいかもな…」 と思ったので試しに使ってみました。
いつものDAWを動画編集ソフトに切り替えて進めていきます。
音楽とはまた違ったバランス取り
今回はDavinchi Resolveを使用しました。
このソフトのオーディオ部分はフェアライトという昔、レコーディングでよく使用されたソフトウェアが源流になっているため、動画編集のみならずレコーディングにも十分なクオリティを持っています。
対応しているプラグインフォーマットはVST3です。
声の音量差をどうするか
2人によるトークの場合、マイクをどう配置するかにもよりますが、私たちの場合、それぞれの胸にピンマイクを付けているので比較的クリアに声を録れています。
楽器以上に、声はレベルの上下が激しくテンションによっても声の張り具合が変わるので、安定したレベルでトークをお届けするのはなかなか至難の業です。
例えば、スポーツ中継を想像してみてください。
試合序盤はアナウンサーのテンションも普通だとは思いますが、試合のクライマックスにはテンション爆上がりでしゃべるようになりますよね?
大声を出しているニュアンスは伝わりつつも聞こえてくる音量は変わりありませんよね?
これってずっとお伝えしているコンプレッサーPro-C 2による効果なんです。まずはノーコンプのしゃべりだけお聴きください。
声(ナレーション)にとても有効なコンプレッサーだが…
さて、コンプレッサーをかけることでどう変わったでしょう?
圧縮されちょっと音が太い感じになりましたが、音量のバタつきは格段に減り安定しましたね。このサンプルの終わりの方にある大きな笑い声がありますが、先のサンプルではレベル差がありすぎてびっくりしちゃいました。
コンプをかけることでレベル差を極力小さくして聞きやすい状況を作っています。
音量的に安定した一方、ピークを抑え、均一化を図ることで全体的な音量を上げることができるようになり、今まで目立たなかった部分がきになるようになることがあります。
私たちがつけているピンマイクのつけ方が悪かったのか、部屋鳴りがちょっと目立ちますかね…。この辺は、収録する際にマイクの向きや指向性をチェックしてマイクを選ぶことで軽減できるかと思います。
今回はコンプだけでしたが、次回は声をより聴きやすく得るためのイコライジングをお伝えできたら…と思います。