花粉症に苦しむ方々が増える時期になりました
私は幸いなことに重度ではなく、花粉が多く飛散している日に鼻がムズムズする程度でたすかっています。いつか爆発するんだろうなぁ…。
新たな楽器の登場
前回までギター、ボーカルでミックスをしてきましたが、この曲のYoutubeリンクを聞いていただくとわかる通りもう一つ楽器が録音されています。
勘のいいひとは「そういえば、サンプルサウンドの切ってあるところが中途半端だな」と思っていた人がいるかもしれません。これはハーモニカが入る位置を考慮して切っていたのでこうなっていたのでした。
ハーモニカが入った状態のアンサンブルを聴いてみましょう。
ハーモニカの響きってどんな感じ?
みなさん、ハーモニカのサウンドってどういうイメージですか?
素朴でありつつも少し寂しげな音がする気がしています。周囲の空間の響きをうまく出してあげることができればいい雰囲気を提供できるような気がします。
ということで素朴なイメージを損なわないためにできればコンプもイコライジングもせずに残響音のみで処理をする方向で進めたいと思います。
他の楽器との距離感
今回の楽曲では、3人のアンサンブルで、距離感をイメージしてみましょう。メインであるボーカルが手前であることは明白ですが、ギターとハーモニカの位置関係をどうするかで雰囲気が感じ方が変わってくると思います。音の大小だけでは目立つ、目立たないという単純な関係の表現はできますが、前後関係の表現は難しいですね。
ちょっと想像というか思い起こしてみましょう。
同じ音が近くで鳴っているときと遠くで鳴っているときと聞き分けた場合、音に違いがうまれるはずですが、室内であり、奥に位置している音はより多くの室内の反響(反射)を含みます。
簡単に表現すると少し長めのリバーブを深めにかけるとこのような雰囲気になるのではないかと思ってやってみました。
感想としては、間違っちゃいないとは思うけど、ちょっと違うな..と。
たぶん、たぶんですけど、音が空間に浸りすぎてしまっていて距離感がうまく表現できていませんね。
私の頭の中にあるイメージでは、もう少しリバーブタイム短いままで反射多めのリバーブで聴い見たいと思っていいます。にしてリバーブ音のEQのハイを下げてみて温かみを演出してみました。
部屋の壁に反射している雰囲気も落ち着いた感じになっている気がします。リバーブって、「空気の存在を音にする」ので数値も大切ですが、イメージを大切にしましょう。