楽器のデュレーションをコントロール
いやぁ~、寒い!寒いですね!一年で一番寒い時期といわれているので仕方ないですがっ!
子供のころは一年中半袖半ズボンだった自分を褒めてあげたいです。(笑)
雪が積もったあとの街中って音がドライで良いですよね。
あの寒さの中で演奏したり、歌ったりは体に良くないのでできないですけど、あと吸音されている感じが好きです。
さて、今回もゲートを使って音作りをしようと思います。
前回は、ゲートを閉じることでギターのノイズ成分をミュートしましたが、今回はドラムに使ってみます。 どんな使い方をするかはお楽しみに!
スネアの音が長いなぁ
ドラムトラックについて「このスネアの音、良いんだけどちょっと長いなぁ…」なんて思うことありませんか?
プラグインを使っている場合、音源の方で長さを調整できる機能もありますけど、オーディオにしてしまった後とか、生を録音した時とかって修正が効きませんよね?
こういうのって、歌を入れたときに気が付いたりすることもあるので、だいたいバウンスしてオーディオになった後だったりします。
そういう時にスネアのデュレーションを短くするためにゲートを使うことができます。
MIDIで打ち込むとき、音の長さを表すデュレーションはゲートタイムともいいますね。
まず、ちょっと長めのスネアで収録してみました。
わかりにくいのでドラムだけをソロで聴いてみましょう。
ルーズなサウンドには合うかもしれませんがちょっと音の長さが気になりますね。
スネアのトラックにPro-Gをこんな感じでかけてみます。
こちらの音もソロで聴いてみましょう。
デフォルトの値でもタイトになりますが、リリースを使って調整してみました。
グルーブにもすこし変化が見られますね。
ソロで聴くと音の消え際がもしかしたら少し不自然に聴こえるかもしれないですけど、アンサンブルに入ると違和感はありませんよね?
この場合はリリースノブを調整してよりナチュラルに聴こえるように調整するといいでしょう。
値としては、グルーブを感じつつ調整したほうがいいと思うんですけど、音価(8分だったり16分だったり)を意識するのもいいと思います。念のために言っておきますが、これは発音するタイミングではなくて、音が終わるタイミングのことです。
どちらが良いという話ではなくて、スッキリさせたいなら短くしたほうがいいでしょうし、ルーズな雰囲気を出したいなら長いままでいいと思います。
これって、先ほども書きましたが、百戦錬磨のプロを除き全部録り終わった後に気付くこともあるので、録り直し以外の最終手段として覚えておいてください。
音を歯切れよくするためにも使える
ゲートって、私だけかもしれませんが、音が出ていない時のノイズを軽減するためのもの(これってノイズゲートか…)って思ってたんですけど、前回も紹介したようにギターなどの楽器の演奏を歯切れ良く聴かせるためにも使えるので、Pro-Gをお持ちの皆さん、積極的に使ってみてはどうでしょうか?
ベースの音の長さを揃えるためにも使えますね。
音の強弱、発音のタイミングも非常に重要な要素ですが、音をどこまで出しておくのか、ということも非常に重要です。