みなさま、本年もよろしくお願いいたします
新年早々、濃厚接触者となり、自宅警備司令官に就任しました。
幸いなことに無事任務は完了しました。
新年早々「気をつけろ」という教訓を得て、いい年にできそうです。
そんな感じで今年もゆるめに楽しく続けていきたいと思っています。
今まで紹介していなかったプラグインシリーズ
FabFilter製品の中で今まで紹介していなかったものもまだあるので、今回は「ゲート」について触れたいと思っています。
その名もPro-G!
「ゲート=門」ですね。
音の通り道に「門」を作って、その門を開いたり閉じたりすることで音を通したり停めてしまい、音の流れをコントロールするエフェクトです。
コンプレッサーなどと同じで音の大きさによってエフェクトの反応をコントロールします。
一般的な使い方ってギタリスト目線だと、歪ませたときに出るノイズを演奏していないときにはゲートを閉じて無音にするために使うことが思い浮かびます。
まずやってみましょう。
ノイズがずっと鳴っていますね。
賑やかなアンサンブルだった場合、他の音にマスキングされてしまってわからなくなってしまうかもしれませんが、(理由はこれに限らずですが)音数が少なかったり、ブレイクが多い曲の場合は目立ってしまいます。 あと、神経が細やかな方もきっとこのノイズは気になりますよね。
今の時代、「ノイズもサウンドの一部」というギタリストの乱暴な主張が認められない場合もあります!
レコーディングした後に無音部分を切っていくと言うのも一つの手ですが、時間がかかるし面倒くさい!
ゲートにある一定の音量を下回ったらゲートを閉じて音が出ないようにしてもらいましょう。
どう言うこと?まずは試してみよう。
まず、ゲートの画面を見てみましょう。
いつも通りわかりやすいですね。
よく使う機能順にノブが大きい気がします。
今回はThresholdとReleaseを使って調整していこうと思います。
Thresholdはコンプの回でたくさん説明した通り、プラグインが動作を始める音量の大きさを設定します。 ReleaseはThresholdを下回った後、いつまでゲートを動作させるかを調整します。
最初にデフォルトセッティングを適用してみたらこんな感じになりました。
え?もうこれでいいんじゃない?
こういうノイズ対策向けのエフェクトって、原音にも影響与えてしまったりすることもあるのに、サウンドに影響なく良い感じにゲートを閉めてくれていますね。
じゃぁこれにて終了でもいいかなぁ…なんて。
応用としては、フレーズや奏法、音色によって余韻が残ることもあると思うので、そういう場合はReleaseを遅くすることもありですね。
逆に歯切れのよい音を演出したい場合、AttackもReleaseも最小値にセッティングしてみました。
何もかけていないときよりノイズも消え、歯切れもいい感じに聴こえていますね。
リズミカルなリフなどにこういう使い方をしても良いと思いますよ。
次回はこんな使い方もあったりして!?の巻きです。
では皆さん、また次回!