急激に気温が下がって肌感覚がまだ夏仕様のままなので、どうしたらいいものかとちょっと悩みますね。 寒い時期がお好きな方はこれから楽しみが増えてくる季節なので楽しみでしょうけど、夏好きのオレにはツラい季節が始まります。
Timeless 3…どこまで探ろうか?
シンプルに使おうとすれば簡単に、探ろうとすればどこまでも深く探っていける奥深さをもつFabFilterのプラグインですが、深掘りしてマニアックになればなるほど一般受けしなくなるし、読んでいても楽しくないと思うんですよね。 なので、Timeless 3に関してはそろそろ紹介できたかな…と思っています。 今回はちょっと便利な機能を紹介しようと思います。
TAP
タップテンポはハードウェアの場合は大切だったりしますよね。 DAWで使用するプラグインの場合、テンポシンクできるのであまり必要ないかなぁって思っていたんですけど、人力でタップすることによって発生する微妙なズレが面白みのあるエフェクトに繋がることもあるのかな、と思います。 これは特別な操作は必要ありません。 中央のノブの下にある通常はDELAYと書かれている部分に
ポインターを合わせるだけでTAPという表示に変わります。
あとはお好みのタイミングでタップ(クリック)するだけです。 タップテンポボタンは複数回(4回くらい?)押すのが一般的ですが、Timeless 3では、2回押すだけですね。 1度目でTAPボタンが黄色くなり2回目で元に戻る感じですね。 その2回ボタンを押す間の時間がディレイタイムとして設定されるようです。
モジュレーション使用時の裏機能
これはちょっとマニアックかなぁ…。 前にも紹介したモジュレーションですが、Timeless 3上のどのパラメーターにもアサイン可能であることは説明済みですよね。 これが、試しにやったら面白いことができたんです。 モジュレーションのパラメーターをモジュレーションすることができるんです。 例えば、エンベロープジェネレーター(EG)でディレイタイムを動かすことにしてアサインをします。 その後適度な位置に各パラメーターを調整して、、、モジュレーションのLFOを呼び出し、EGのアタック部分にLFOを適用するようにアサインします。
あとはLFOのスピードをテンポに対してどのように合わせるかで生まれてくる音の雰囲気が変わります。
試しに聞いてみましょう。
一小節周期でLFOが回った場合:
一拍周期でLFOが回った場合:
まとめると
ディレイは音が指定したタイミングで発音(繰り返)されるエフェクトです。 そのタイミング(ディレイタイム)や繰り返す回数(フィードバック)の設定は良い効果を生むための生命線です。 正しくカッチリとテンポに合わせるだけでなく、繰り返すたびに少しずつズレていくようなセッティングも面白さを生む場合もあります。 この辺は経験もそうですが、いろんな実験を繰り返すことで発見できると思います。 みなさんも楽しんでみてください~。