すっかり秋ですね~。
今年も残すところ3か月!今年の東京は、ほとんどの時間が緊急事態宣言下だった気がしますね。
来年はいい年にしたいですね~。
さてさて、このコラムを読んでいただいている方に「シンセにディレイも付いてるし、ミックスするときにディレイタイム、フィードバック、ミックス値以外をいじって音作りする時間もったいなくないですか?」という意見をもらいました。
たしかに、サクッと終わらせたい気持ちもわかりますが、ギターやベース、シンセなどの音色を調整する延長で考えるとそれも楽しい時間と思ってしまうのは音オタクだからなんでしょうか…仕事だと時間も限られていますからね。
アイデア次第では音色をより効果的に演出したり、面白いサウンドにすることができるので、音作りの一部として楽しんでもらえると良いなぁと思っています。
どこまでいじる?
今回はシンプルな4つ打ちのビートを用意しました。
ディレイがかかっていないトラックはこんな感じです。
ディレイ音が分かりやすいようにシンプルな構成にしてみました。
シンセの音だけリズミックなフレーズになってますけど….この意図は後でわかります。
次にこのようなセッティング(ほぼデフォルト)をシンセの音にかけてみました。
少しだけシンセのリズムが複雑になったような感じがしますね。
このようなかけ方は今までのコラムの中でやってきました。
さぁ、次に何をするかというと…
コントローラーノブの列、左側に5つあるボタンのPITCHにディスプレイ下に表示されているモジュレーションをかけてみようかと思います。
音のエンベロープに連動してピッチを変動させるように設定するのだけど、エンベロープ画面上の点をクリックするとコントロールがどれぐらい関与するかアマウントを設定でき、下の波形が表示されている画面では、どのようなタイミングで動作するかを設定することができます。
このモジュレーションは、Timeless 3のあらゆるコントローラーに割り当てることができて、そのアマウントも個別に設定が可能です。
次に、Randomをフィードバックに、LFOをドライブとディレイタイムにかけてみました。
ということは、ドライブとディレイタイムは、同じLFOの周期でコントロールされますが、先にも書いたように各パラメーターに影響を与える量を別々に調整することができます。
ピッチとともにディレイタイムが動いていくのはちょっと不思議な感覚になりますね~。
ポップスなどピッチがズレると気になる音楽では難しいかもしれませんが、テクノなどでこういった試みをするのは面白いかもしれません。
こんな感じになりました。
画面上、繋がれているコントローラーとモジュレーションは。その影響の度合いに応じて緑色のボヤっとした線で表示されます。