梅雨にはまだ入っていないんですよね?まだ夏でもないんですよね?
降るときは良く降るし、晴れたら暑いし。
家で録音する時、チューブのマイクプリアンプを使っているのですが、そろそろエアコンを必要とする季節になり….いや、もう入れてます。エレキギターを録る時なんて、ギターアンプもチューブなので気分は南国です。
さて、前回のYoutube Liveでもお話した通り、今回からリバーブ、Pro-Rについてお話しようと思います。
リバーブについて考えてみる
リバーブって奥深いんですよね(どのエフェクトも奥深いですが)。
そもそもリバーブってなに?
ギタリストの場合、アンプにリバーブっていうノブがあって、それを回すとビヨ~~ンと響いた音が鳴る。
パラメーター1つで設定するものでしたね。
「一言で説明しなさい。」といわれたら「残響音」と答える人が多いと思います。
じゃぁこの残響音の仕組みって?
これを細かく説明すると、100%地下で運行の地下鉄はどこから入れたの?っていう昭和の漫才ネタを思い出すくらい説明が長くなるのでざっくりと行きます。
音は音源(ソース)から耳に到着するまでの間に直線に進んでくるだけではなく、四方八方に拡散しながら耳に届きます。
ソースから直接耳に到着した音は直接音、どこかに当たった跳ね返りの初期をアーリーリフレクション(初期反射)といい、いろんなところにぶち当たって減衰しながら届いてくるものをリバーブテイルといいます。
この反射音2部構成が一つにまとまってリバーブというエフェクトになっています。
このそれぞれの反射音の質感や反射数をコントロールしていろんなところで音を発生させた状態を再現させたものがリバーブレーターというエフェクトになります。
リバーブのタイプとしてはプレート、スプリングというハードウェアにも存在したものやルーム、ホール、チャーチ(カテドラル)、アリーナなど、建造物内での反響をシミュレートしたタイプが一般的ですね。
リバーブのかけ方
エフェクターって、大きく分けて2通りのかけ方があって、それはどんな効果(エフェクト)なのかによって変わります。
原音を変えてしまうもの(イコライザー、コンプレッサー、ディストーションなど)は、主に直列で使用します(パラレルコンプレッションとか例外はありますけどね)。インサートスロットを使用しますね。
原音にエフェクトを足すもの(モジュレーション、ディレイ、リバーブなど)は、主に並列で使用します(そうじゃないときもあるけど)。
AuxトラックとかFXチャンネルとか呼ばれているトラックでエフェクト音だけのトラックを用意することを意味します。 セント/リターンともいうことがありますね。
さて、Pro-Rを見てみよう
さて、それらを再現するためのパラメーターの説明に入りましょう。
例によって、重要なパラメーターのノブはデカい。
SPACE:これはリバーブの長さ。他のプラグインやエフェクトでいう“リバーブタイム”と同じパラメーターだと思っていいでしょう。
ここまでうんちくを語り過ぎちゃったのですが、今回はこのパラメーターを動かしてどう音が変わるか実験してみましょう。
パラメーターについては、この連載でも紹介していきますが、「【連載】FabFilterでグイグイ行きましょう!vol.21」に掲載されていますのでそちらも併せてご覧ください。
さて、ドライの音
ギターから40cmくらいの距離で録りました。
使用したマイクはSONYのECM-100Uです。
そしてデフォルトセッティングの音
レベル調整も何も調整せずに、そのままのリバーブを出しています。
伸びやかで美しいリバーブですね。
スペースは2.5sです。
ちょっと小さくしてみましょう。
ギター弾いている場所の空間(スペース)が小さくなった気がしますよね。
これはスペースの値が0.75sまで短くなったからですね。
参考までに大きくしてみると….
スペースが5.20sなので超ロングリバーブですね。
東京ドームが4.何秒かだったと思うので、それ以上ですね。
そして、一般的にリバーブはソースを奥に持っていきます。
濃くすればするほど音は奥に行く傾向を持っています。
ボーカルなどメインとなるソースにリバーブをかけるときはバランスが大切ですね。
その辺の話はまた今度!