[DJ.Studio] 3.0.1アップデート情報

DJ.Studio 3.0.1が公開されました。

DJ.Studio 最新版ダウンロード

以下のDJ.Studioダウンロードページから、お使いのコンピューターのOS(CPU)に合ったインストーラーをダウンロードしてください。

主な変更点

ビートグリッドの改良 – あらゆるジャンルに対応

DJ.Studio 3.0では、ビートグリッド検出機能をさらに拡張し、すべての音楽ジャンルに対応しました。

EDMのような一定テンポのジャンルから、複雑なリズムを持つジャンルまで対応可能です。従来のDJ.Studioで、特定の音楽ジャンルのビート検出に問題がありましたか?新しいAIビートグリッドで再度トラックを分析してみてください。我々は、アフロビート、ジャズ、ブルース、さらにはクラシック音楽でもテストを行いました!

新しいビートグリッドシステムには、ジャンルに最適な3つの設定があります。これらは、設定 > 一般 > ビートグリッドから確認できます。

1. Auto(自動):

DJ.Studioが各トラックを分析し、トラックの特性に基づいて「固定ビートグリッド」または「AIビートグリッド」を自動選択します。

2. Fixed(固定):

一定テンポのトラックに最適です。ビートグリッドが静的に保持され、ミキシング中の安定性を確保します。

3. AI

トラック内のテンポ変化に対応します。イントロ、アウトロ、ダンスミュージックのブレイク部分でもスムーズに調整し、予期しないテンポ変動を回避しながらシームレスなトランジションを実現します。

「スタジオビュー」の「トラックタブ」では、トラックごとにビートグリッドを設定することができます。

1. Manual(手動)

ビートグリッドやトラックのBPMを手動で変更した場合に選択されます。

2. Fixed(固定)

一定テンポのトラックに最適です。ビートグリッドが静的に保持され、ミキシング中の安定性を確保します。

3. AI

テンポ変化のあるトラックや、イントロ、アウトロ、ダンスミュージックのブレイク部分に対応します。これらのセクションをスムーズに調整し、シームレスなトランジションを実現します。特にディスコソングなどに最適です。

4. AI Flex

ダイナミックなセクション(例: ブレイク)でのテンポ変化を正確に追従します。ドラムサンプルなどの要素とレイヤリングしたり、マッシュアップを作成したりする際に最適で、トラックの自然なテンポ変動を維持します。

改良されたFXパック – 創造力を解き放て

先般リリースしたFXパックを全面的に刷新しました。フィルター、エコー、リバーブといった定番のDJエフェクトに加え、DJ.Studioでは30種類以上のエフェクトを収録したFXパックを提供しています。これらのエフェクトを使って、ミックスにさらなるエネルギー、広がり、クリアさ、そして創造性を加えることが可能です。初版のFXパックに対する皆様からのフィードバックをもとに、報告された複数の問題を修正しました。

ご注意:現時点では、FXやエフェクトブロックはAbletonへのエクスポートには対応していません。

強化されたFXコントロール

  • お気に入りの整理と保存:利用可能なすべてのエフェクトを簡単に閲覧し、よく使うエフェクトをお気に入りとして保存することで、素早くアクセスできるようになりました。

  • 複数エフェクトの同時適用:複数のエフェクトを同時に組み合わせることで、豊かで複雑なサウンドスケープを作り出すことが可能になりました。

カスタムFXワークフロー

  • エフェクトの実験と記録:エフェクトをリアルタイムでテストしてその場で録音可能。また、オートメーションポイントを手動で描画することで、細部まで正確にコントロールできます。
  • FXブロック:エフェクトは、トラック内で移動可能な小さな「エフェクトブロック」として適用されます。
  • FXブロックをプリセットとして保存:エフェクトブロックを右クリックしてプリセットとして保存可能。他のトラックにワンクリックで適用できます。

FXのトランジションへの統合

  • トランジションへのFX追加:トランジション部分にエフェクトをシームレスに追加して、より滑らかでクリエイティブなクロスオーバーを実現。
  • トランジションウィンドウ内のエフェクトタブ:トランジションウィンドウ内で直接エフェクトにアクセス可能。新しい「トランジションを表示」ボタンを使って、簡単に管理できるようにエフェクトの表示を切り替えられます。

Harmonize(ハーモナイズ):オートミックスの新名称

オートミックスとして知られていた機能が、Harmonize(ハーモナイズ)という新しい名前に変更されました。この変更は、機能の実態をより正確に反映するためです。従来の「Automix(オートミックス)」という名称は、その機能について誤解を招くことがありました。

Harmonizeボタン(旧Automixボタン):HarmonizeはプレイリストをCamelotホイールに基づいて調和的に整理し、音楽キーとBPMを基にスムーズなトランジションを実現します。この機能は、曲間のミックスインポイントを自動的に判断するものではありません。代わりに、Automix > Transition > Mix in/out設定で指定された位置を基に、トランジションの位置を提案します。

今後の開発計画:新しい技術として、曲の構造(例:ヴァース、ビルドアップ、コーラスなど)を検出し、最適なトランジションポイントを判断できるフレーズ検出アルゴリズムを開発中です。これにより、将来的には曲の自動短縮といった新しい機能も実現可能になります(楽しみにしていてください!)。

Harmonizeの進化版として、Harmonize V2ボタンが追加されました。Harmonize V2はAIを用いて、プレイリストの最適な並び順を瞬時(数秒以内)に計算します。従来の15秒に比べ、非常に高速です。Harmonize V2をクリックするたびに異なる結果が得られるため、気に入らない場合は何度でもやり直し可能です。

Loopcloudとの統合

DJ.StudioはLoopcloudとの統合により、Loopcloudのサンプルを簡単にミックスに取り込むことができるようになりました。以下の方法で利用できます:

1. Loopcloud Sample Pack

Loopcloudが提供する素晴らしい無料サンプルコレクションを、DJ.StudioのサンプルタブからLoopcloud Sample Packをダウンロードするだけで、すぐに使用できます。

2. Loopcloud Soundsプラグイン

Loopcloudのアクティブなサブスクリプションとデスクトップアプリがインストールされていれば、Loopcloudのすべての素晴らしいサウンドにアクセス可能。ドラッグ&ドロップで簡単にDJ.Studioに取り込むことができます。また、まだサブスクリプションに登録していない場合、DJ.Studioユーザー限定でLoopcloudの2か月無料トライアルを利用できます。

主な改良点

サポートメニュー

1. [改善] サポートへのアクセスがより簡単に:DJ.Studioのヘッダーから、ホーム画面またはミックス中でもサポートにアクセスできるようになりました。「?」アイコンをクリックすると、(メーカーが提供する)「ドキュメント」「リリースノート」「(メーカー)サポートへの連絡方法」「その他のリソース」へ簡単にアクセスできます。

スタジオビュー

2. [改善] ビデオパネル:

  • ビデオパネルのレイアウトを一新し、設定の配置をより直感的で分かりやすく調整しました。
  • 翻訳が元の英語テキストより長くなり、2行に分割された場合に、設定項目が下に押しやられてアクセスできなくなる問題を修正しました。

3. [新機能] メトロノームの音量調整:メトロノームの音量を設定できるようになりました。

  • クリック:メトロノームを有効にする。
  • クリック&ホールドしてドラッグ:メトロノームボタンをドラッグして音量を調整可能。

4. [改善] BPMの手動調整機能:数週間前に、スタジオビューのトラックタブでBPMを手動で調整するオプションを追加しました。

  • BPMを編集できることが分かりやすくなるよう、入力フィールドを追加。
  • 編集モーダルを改良し、使いやすさを向上。

統合

5. [修正] Mixed in Key分析の即時適用:設定でMixed in Key分析を有効または無効にした際、これまではアプリを再読み込みしなければ変更が反映されませんでした。このアップデートにより、変更が即時に反映されるようになりました。

エクスポート

6. [改善] テキストエクスポートにおけるメタデータの拡充:Beatportおよびローカルファイルからのメタデータ取得を改良し、レーベル情報やメモも取得可能にしました。これらの追加情報は、txtまたはcsv形式でエクスポートする際にも含まれます。

7. [修正] キューファイルエクスポート時のタイトル形式の問題:キューファイルをエクスポートする際、ハイフンや括弧が削除され、DJSミックス内とエクスポートデータで曲名が異なる問題を修正しました。

8. [新機能] ビートグリッド無効化時の警告モーダル:Harmonize設定でビートグリッドを無効化する際、警告モーダルが表示されるようになりました。これにより、重要な変更を行う際の確認が容易になります。

設定

9. [新機能] カスタム拡張機能のインストール場所の選択:設定メニューで、拡張機能のインストール場所をカスタマイズできるようになりました。自分の作業環境やストレージ構成に合わせて、インストール先を自由に指定可能です。

VST

10. [修正] Youlean Loudness Meterプラグインの問題:Youlean Loudness Meterプラグインが正しく開かない問題を修正しました。

11. [修正] 特定のAudio Unitプラグインのクラッシュ問題:bx_cleansweepproおよびbx_masterdeskなど、特定のAudio Unitプラグインで発生していたクラッシュを解消しました。

12. [改善] プラグイン処理時間のログ追加:プラグインが予想以上に処理時間を要する場合を特定するためのログ機能を追加しました。

13. [改善] パフォーマンスモニタリング機能:各プラグインインスタンスのCPU使用率を確認できるようになりました。これにより、パフォーマンスの最適化が容易になります。

14. [修正] プラグインリストの重複・不完全な表示問題:スキャン後に、リストに重複または不完全なプラグインが表示される問題を修正しました。

YouTubeミックスのサポート終了のお知らせ

昨今の変更に伴い、YouTube Musicを使用してDJミックスを作成、編集、公開するオプションが利用できなくなりました。また、以前に公開されたミックスも再生できなくなっております。

ただし、引き続き以下の方法で素晴らしいミックスを作成いただけます:

  • ローカルファイルを使用
  • BeatportおよびBeatsourceのストリーミングサービスを活用

この度の変更によりご不便をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。ご理解いただけますようお願い申し上げます。