(2013/12/6)
コンパクトでスタイリッシュなUSB/MIDIキーボードとして、Xkeyは発売以来、大変ご好評をいただいております。
薄さ16mm、重さ600gのアルミ製の頑丈なボディで覆われ、アフタータッチにまで対応している25鍵のUSB/MIDIキーボードは、iOSデバイスからDAWまでと、様々なシチュエーションに対応できます。
このXkeyはファームウェア1.2にアップデートを行っていただくと、Xkeyの安定化を図るとともに、様々な機能が追加されます。
これまでもアフタータッチやサスティンに対応していたXkeyですが、Xkey ファームウェア1.2では、どのような機能が追加されているか確認していきましょう。
ファームウェア・アップデート方法
「Xkey Plus」という専用アプリケーションが公開されています。
(Mac / Win / iPad)
※ 2014/3/19 – Mac版&Win版が公開されました
「Xkey Plus」では各鍵盤のベロシティ・カーブやMIDI信号のアサインなどXkeyの様々な設定が行えますが、Xkeyのファームウェア・アップデートもXkey Plusより行います。
iPadの場合
iPadにXkeyを接続した状態でXkey Plusを起動、“Check Firmware Update”をタッチし、後は画面に指示に従って先へ進んでいけば、ファームウェアのアップデートは完了します。
Transpose機能の追加
ファームウェア1.2で追加された機能として、トランスポーズ機能があります。
トランスポーズとは、“鍵盤にアサインされている音程を、半音単位でずらす機能”のことです。
トランスポーズ機能で、半音高くずらせば、“C3(ド)”の鍵盤を弾くと、“C#3(ド#)”が発音され、全音高くずらすと“C3(ド)”の鍵盤を弾いても、“D3(レ)”が発音されます。
楽曲の移調に便利!
このトランスポーズ機能は、楽曲の移調の際に有効です。
例えばキーDで練習していた楽曲を、いざバンドで合わせる際、「この曲、半音上げてやりましょう」と急な変更にも、トランスポーズさえあればすぐに対応できます。
本来ならば、全て半音ズラして演奏しなければいけませんが、トランスポーズ機能を使えば、半音高く設定するだけで、簡単にキー変更が行えます。

Xkeyでは、サスティン・ボタンを押しながら、オクターブ・ボタンを押すことで、音程を半音ずつ変更できます。元の音程に戻すには、サスティン・ボタン 、オクターブ+、オクターブ−ボタンを同時に押してください。
上記でご説明した内容を、動画にまとめました。ご覧ください。
Xkeyの鍵盤に、様々なMIDIメッセージをアサイン
これまでXkeyを、鍵盤としてのみご使用されていた方がほとんどかと思います。
しかし、ファームウェア1.2にアップデートされたことで、Xkeyの各鍵盤に個別の設定が行えるようになりました。
そのため、各鍵盤にMIDIノート(音程)信号だけでなく、コントロール・チェンジ、プログラム・チェンジ信号のアサインが行えます。
この機能を利用し、Xkey1台でPloytecのπλ2(ピーエルスクエアド)をコントロールしてみました。
XkeyにアサインしたMIDI信号は、以下の通りです。

プログラム・チェンジ信号で、πλ²のプリセットを切換え、コントロール・チェンジ信号で、フィルターやレゾナンスなどを操作できるようにしています。
それでは、Xkeyでπλ²を操作している様子を、動画でご覧ください。
このように、ファームウェア1.2にアップデートしていただくと、XkeyはあらゆるMIDI信号を自由にアサインできます。
今回のようにコントローラ部分と演奏部分を分けてアサインもできますし、全ての鍵盤をコントロール・チェンジ信号に割り振ってしまえば、MIDI コントローラ・チェンジ専用機に早変わりです。
新機能だけでなく、バグフィクスも行われているので、Xkeyユーザーの方は、お忘れなくアップデートを行ってください。
投稿者:うえだ
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