(2013/11/5)
先日、Studiologicの新製品「Numa Concert」が発売になりました。
88鍵盤1音1音を5つのマイクを使い、9レイヤー収録した1GBの大容量サンプリング音源を搭載。
これにより9つのダイナミックレベル(ピアノ・ピアニッシモからフォルテ・フォルティッシモ)を忠実に表現可能になりました。
サウンドをコントロールする鍵盤にはFATAR製「TP/40WOOD」を採用し、センサーの数を従来の2つから3つに変更することで、より細やかなタッチを表現することできます。
また、Numa Pianoにも搭載しているFatarタッチ機能を装備しています。
Fatarタッチ機能とは・・
演奏スタイルや外部音源(接続している場合)に合わせた奏者好みのベロシティカーブを、奏者の演奏からタッチの特徴を学習し作ることができます。
どんな機能なのか実際に試してみました。
Fatarタッチ機能の使い方
ベロシティカーブの作り方はいたって簡単。
上記のFatarタッチボタンを押して、鍵盤を演奏1分間するだけ。
すると、Numa Concertが奏者のタッチを学習します。
途中で止める時は、Fatarタッチボタンをもう一度押します
ベロシティカーブをチェックして好みであればバリューの「-」ボタン(画像赤枠のボタン)を押します。
気に入らなければバリューの「+」ボタン(画像青枠のボタン)を押して、もう一度Fatarタッチボタンを押して、ベロシティカーブを作ってみましょう。

演奏をするだけで奏者の特徴を理解しちゃうなんて、頭がいいですね。
あとは、ベロシティの設定でFT(Fatarタッチ)を選択すれば完了です。

言葉だと伝わりづらいと思いますので、実際の使用例を撮影しましたのでご覧下さい。
Fatar Touchで作ったベロシティカーブの方がダイナミックレンジ(音の大小)が広い感じがしませんか?
店頭で見かけた際に是非試してみてください。