(2015/8/6)
ArKaosのGrandVJといえば、言わずと知れた定番VJソフトなわけですが、バージョン2となりXT版が発売されたことにより、「プロジェクション・マッピング用ソフトウェア」として、VJ業界のみならず、映像やCGの業界でもグイグイ知名度をあげてきました。
現在では多くのVJさん達が、VJプレイにプロジェクション・マッピングを取り入れていますが、そこへさらに、業務用レベルの撮影機材を駆使したリアルタイム動画を組み合わせたイベントの模様が届きましたので、ご紹介します。
音楽を中心とした各種イベントの企画運営、イベントの高画質映像配信やオンラインでのオーディションなど、さまざまな活動を行う団体「FreeWayLiveTV」。
彼らが先日 中野ヘビーシックゼロで行ったクラブイベント「DJDJ」の模様をダイジェストでご覧下さい。
冒頭から登場する、ディリゲントも注目し続けているターンテーブリスト、DJ YOSUKEのプレイをよく見てみましょう。
DJブースの背面、左右に配置された縦長のパネルには、通常のVJっぽい無機質な映像が出ていて、背景全面には、2台の業務用カメラで撮影した生映像にエフェクトやミックス処理を加えた映像が投影されています。
DJ YOSUKEをはじめとして、凄腕のターンテーブリスト達が参加しているイベントなので、手元の映像はどうしても見たいですよね。
それ以外にも、途中のラッパーさんのパフォーマンスでもカメラ画像+VJがとても効果的に使われています。
リハ中に撮った、VJブースから見たステージの写真はこちら。
使われているカメラはパナソニックのガチ業務用カメラ、AG-AC160AとAG-105Aで、この2台がSDI(シリアルデジタルインターフェース)という放送局クオリティの信号規格で、タワー型PCのキャプチャボードに接続されています。
GrandVJは、SDI入力の画像でも通常のビデオクリップと同じように扱うことができるので、こんなにガシガシとエフェクトを駆使したミックスもさらっとこなしてしまっていますね。
ようするに、GrandVJがとても高性能なビデオミキサーとして機能している上に、ミックスの出力先を、壁面やパネルなどに細かく分割してプロジェクション・マッピングしているという、一見分かりにくいけど、かなりスゴい事が行われている動画なんです。
こんな業務用クオリティの映像演出が、GrandVJ2 XTと、数万円程度のグラフィクスボードとキャプチャボードがあれば出来てしまうとは…。
GrandVJユーザーのみなさん、このようなGrandVJシリーズを使用したイベントがありましたら、ぜひディリゲントで紹介させてください!事前告知やイベントレポートなど、いろいろご協力いたします。
以下のフォームよりお気軽にお知らせください!
【FreeWayLiveTV】とは
「音楽・エンターテイメントは”生=ライブ”で楽しむもの!」をコンセプトに、ライブイベント・インターネット生配信・公開オーディションの複合企画を行うクリエイター集団。
バンド、シンガー、DJ、ラッパー、アイドルなど、オンライン投票で決まるグランプリ企画や、クオリティの高いイベント配信などを随時行っている。
詳細は彼らのオフィシャルサイトをチェック!
ではでは