(2015/07/06)
アイデア次第で可能性は無限!
先日福岡にて、九州初のプロジェクション・マッピングのセミナーを行いました。雨の中、ご参加いただいた来場者のみなさまありがとうございます。
今回は、通常の四角い箱に向けてのマッピングだけでなく、通販で購入した横幅70センチの神棚を持込んで、より実際の投影現場に近いデモをお見せできました。
なぜ神棚にマッピングをしているのか? 不思議に思う方も多いでしょう。
これ、他社さんからパク… いやインスパイアされたんです。
ディリゲントが取扱いをしている、ArKaosブランドのGrandVJシリーズには、兄貴分的な位置付けで、ArKaos ProブランドのMedia Masterシリーズという業務用製品があります。
こちらの輸入元、舞台照明機材のスペシャリスト、ゴング・インターナショナルさんとは、合同でのイベント開催もちょこちょこ行っているのですが、先日、中野のフジヤエービックPart2さんでのイベントで、MediaMaster × 神棚のデモがありました。
- 建築物の模型としては格安
- そこそこ複雑な作り
- 奥行きが少なくてプロジェクターのピントが合わせやすい
の理由でマッピングのデモに最適、とお聞きしたので早速ディリゲントでもパク… いやインスパイアしたというわけです。
直近では7月12日(日)に、名古屋で同様のセッティングでセミナーを行いますので、中部地方在住の方はどしどしご来場ください!
アイデアがすごい
そんなセミナーの中で、良くご紹介しているYoutube動画があります。
Pomplamoose (ポンプラムース)という男女2人組ユニットのPVで、とにかくそのアイデアがスゴい。
Pomplamooseは、インディーズのアーティストとして7年ほど前から、カバーやマッシュアップ曲を中心に、Youtubeに斬新なPVを発表し続けていて、2011年に発表したカバー曲、ANGRY BIRDSのテーマで有名になったユニットです。
楽曲のクオリティだけでなく、アイデア満載で印象に残る映像作品を作っていて、昨年プロジェクションマッピングを使用した作品を続けて発表し、大きな話題になりました。
何がスゴいって、このPVで使われているのは家庭用のプロジェクター1台だけ。しかもハンドカメラ回しっぱなしで撮影している点です。
実は彼らはGrandVJユーザーではないのですが、使用している手法はGrandVJと同じサーフェス・マッピングで、ほぼ全ての作品はGrandVJで再現可能なものです。
マッピング技術的にも、投影している映像の制作技術的にも、極端に複雑な手法は使っていないにも関わらず、狭い空間の中に物凄い広がりを感じさせるマッピングを展開していますね。
プロジェクションマッピングといえば大きな建物だと思っている方も多いでしょうけども、こういう活用方法もあるんですよ、というお話でした。
ではでは
投稿者:ふかし
セールス担当
世界中の面白い音楽機材やソフトウェアを日本に持ってくる仕事が楽しくてたまらない。最終的なブランド選定基準は「中の人がいいヤツかどうか」。