(2014/10/01)
Reloop BEATMIX 2 / 4の発売を記念し、全5回に分けてBEATMIX 2 / 4の機能をご紹介してきた本連載もついに最終回を迎えます。
初回にもご説明しましたが、本連載で使用しているBEATMIX 4には、限定100台にSerato DJがバンドルしています。Serato DJ Introを使用している方は、最終的にはSerato DJに乗り換えるケースが非常に多いので、これは大チャンスです。Serato DJバンドル品は残り僅かとなっておりますため、ご検討中の方はお急ぎください!
そんなBEATMIX 4ですが、BEATMIX 2との最大の違いは4デッキ対応です。Serato DJ IntroからSerato DJへ乗り換える方は、このSerato DJの4デッキ対応が目的で乗り換える方も多いはず。
なお、Serato DJは全てのコントローラーで4デッキ対応を行うわけではありません。ご使用予定のコントローラーが、Serato DJの4デッキに対応しているかどうかは事前にご確認ください。
BEATMIX 4は、Serato DJの4デッキに完全対応しております。そこで、最終回となる今回は、この4デッキ仕様について解説を行いたいと思います。
4デッキの利点
BEATMIX 4で4デッキ・コントロールは非常にシンプルに行えます。Gain、EQノブ、縦フェーダ、楽曲のロード、CUEへの送りなどは、パネル中央から随時行えます。
デッキ3、デッキ4の再生、スクラッチなどを行う場合は、DECK 3、DECK 4ボタンを押すことで、DECK 1とDECK 3、DECK 2とDECK 4をそれぞれ切り替えることができます。
このようにBEATMIX 4では、4デッキ・コントロールを非常にシンプルに行えます。しかし、「4デッキも使わない」、「4デッキもあっても、どうやって使えばいいのか分からない」という声をよく聞きます。
そこで、実例をご紹介したいと思います。
1つ目の実例として、デッキ1、デッキ2、デッキ3に楽曲をそれぞれロードしました。ロードしている楽曲の役割は以下の通りです。
- デッキ1:現在フロアに流している楽曲。また楽曲途中で、ドラムがミュートになる部分がある。
- デッキ2:次にフロアに流す楽曲。
- デッキ3:ドラム・ループ
今から行おうとしていることは、デッキ 1の楽曲を流していてドラムがミュートされる箇所にさしかかった際、デッキ3のドラム・ループを流すというものです。
言葉で説明は難しいので、ビデオを作成いたしました。ご覧ください。
これは、デッキ1、デッキ2には楽曲をロードし、デッキ3、デッキ4にはサンプル音源をロードしておくという使い方です。サンプル音源はドラムだけに限らず、キーボードやアカペラなどでも有効に使用できます。
2つ目の実例としては、1つの楽曲を4つにパートを分けて、それぞれロードを行い、リアルタイムにリミックスを構築していくような使い方です。これも、ビデオを作成しました。
各デッキにそれぞれのパートがロードされているため、縦フェーダーによる音量調整、ループ、エフェクトのON/OFFなどを、各パートに対して行うことができます。
これら音源は、元は1つの楽曲を構成していましたが、パート毎に分けて用意したものです。そのため、自身で楽曲制作を行う方は、これら音源は用意しやすいと思います。
このように、4デッキは様々な活用方法があります。もちろん、4デッキの使い方はこれだには限りません。
今回ご紹介した方法を参考にしていただき、あっと驚くような4デッキの使い方を考えてみてください。もちろん、そのお供にはBEATMIX 4をご使用くださいね。
それでは!
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投稿者:うえだ
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